2023年度
●第6回中国国際新材料産業博覧会が開幕
(第6届中国国際新材料産業博覧会開幕) 人民網日本語版 2023/08/31
第6回中国国際新材料産業博覧会が29日、哈爾浜(ハルビン)国際会展スポーツセンターで開幕した。現在の世界の新材料産業の変革と技術の高度化発展の大きな流れに乗り、世界の新材料発展の最新の成果と観点を集約し、新材料産業及び技術のより高水準の開放、よりハイレベルな協力、より高次元のイノベーションを促進し、中国、さらには世界の新材料産業の質の高い発展に向けて新たな原動力を集め、新たな活力を注ぐことが同博覧会の趣旨だ。人民網が伝えた。
同博覧会は工業・情報化部(省)と黒竜江省が長年にわたり力を合わせ構築した新材料分野の唯一の国家級展示会だ。同博覧会はこれまで哈爾浜市で5回開催され、全国、さらには世界の新材料分野の最も専門的で最も権威ある業界の祭典、また黒竜江省の対外開放拡大と国際交流・協力強化の重要なプラットフォームになっている。
同博覧会の主賓省としての広東省の展示エリアでは50社余りが出展する。多くのハイテク企業と一連の新技術・新材料が鮮やかにお披露目される。広汽埃安の「中国一のスーパーカー」から、広州地区の夸克電気駆動に至り、深圳地区の先進電池材料から、江門地区の「金のプラスチック」と呼ばれるポリアリールスルホンに至るまで、広東省の複数の新材料生産・応用企業が独自に研究開発したイノベーション技術製品が登場し、先端製造及び未来の産業における新材料の重要な応用と中核的な原動力を示している。(編集YF)
©人民網 黒龍江
●ジェトロ、ペット産業の展示会「PET FAIR ASIA 2023」でジャパンブース設置
(日本JETRO在寵物産業的展会「PET FAIR ASIA 2023」上設置展位)
Jetro ビジネス短信 2023/08/31
中国の上海新国際博覧中心で8月16~20日、ペット産業関連の展示会「PET FAIR ASIA 2023」が開催された。主催者の上海万耀企龍展覧有限公司の発表によると、今回の総展示面積は23万平方メートル以上で、国内外から2,300社を超える2万4,000ブランド以上が参加し、来場者数は5日間で合計45万3,541人となった。うち専門バイヤーは10万1,372人、一般来場者は35万2,169人だった。
ジェトロは中国ハイブリッド型キャラバン事業の一環として、中国で同分野の市場開拓を目的とする日本企業20社(リアル参加15社、オンライン参加5社)を取りまとめ、E7ホールにジャパンパビリオンを設けた。ペットフードやペットトイレ用空気清浄機、アレルギー対策スプレー、ペット用歯ブラシなどを出品し、幅広いラインナップが注目を集めた。
5日間の会期中の商談件数は1,400以上、商談成約件数(見込みを含む)は300件を超えた(速報値、8月24日時点)。参加企業からは「全国各地から集まったディストリビューターのニーズを把握し、市場動向を知ることができた」「展示会を通じて新たなバイヤーとのコネクションができ、ビジネスチャンスにつなげた」とのコメントがあった。
中国は近年、ペットブームを迎えている。EC大手の京東が発表したレポート「中国でのペット健康消費白書2023」「2023年中国ペット産業トレンド洞察白書」によると、2022年の中国のペット市場規模は約3,117億元(約6兆2,340億円、1元=約20円)で、2023年は3,924億元に達する見込みだ。また、犬と猫の飼育数は合わせて1億2,000万匹に達している。洞察白書によると、中国ではオフライン消費が戻りつつあるものの、価格の比較や商品レビューを見ることができるなどの理由で、72%の飼い主がオンラインで購入している。
一方、中国のペット産業のビッグデータを扱う北京派読科技有限公司の「2022年中国ペット消費報告」によると、2022年の中国都市部のペット(犬と猫)消費市場規模は2,706億元で、前年比8.7%増だった(添付資料表参照)。また、2022年の中国都市部のペットの飼い主は7,043万人に上った(うち、犬の飼い主は3,412万人。猫の飼い主は3,631万人)。犬1匹当たりの平均年間消費金額は2,882元、猫1匹当たりは1,883元で、2021年に比べてそれぞれ9.4%、3.1%増だった。(孟矜)
© Jetro business短信 Jetro撮影 ジャパンパビリオン
●「世界ロボット大会2023」が開幕 北京
(「世界機器人大会2023」開幕 北京) 人民網日本語版 2023/08/17
世界ロボット大会2023が8月16日、北京で開幕した。今回の大会では、「オープンイノベーション、未来を共有」をテーマにフォーラムや博覧会、ロボットコンテストなどが行われる。(編集KM)
©人民網 左から右
*器用な動きをするロボットハンドを見学する来場者(8月16日撮影・于凱)
*世界ロボット大会2023の会場に訪れた人々(8月16日撮影・于凱)
*世界ロボット大会2023の会場に訪れた人々(8月16日撮影・翁奇羽)
●2023年中国国際サービス貿易交易会 9月2-6日に北京で開催
(2023年中国国際服務貿易交易会 9月2-6日在北京挙行)
人民網日本語版 2023/08/14
2023年中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)の記者会見が13日に行われ、「開放により発展をリード・協力により未来を共に勝ち取る」をテーマとする2023年のCIFTISが9月2日から6日まで、北京市の国家会議センターと首鋼パークで開催されることが明らかになった。現在、75の国と国際機関が国家・政府または本部の名義でオフライン参加の申し込みをしている。
今回は計202回のフォーラム・会議が行われる予定で、そのうちサミットフォーラムが10回、注目イベントが2回、テーマフォーラムが107回、サイドイベントが17回、説明・商談会が66回となっている。
現在、75の国と国際機関が国家・政府または本部の名義でオフライン参加の準備を進めている。今回の名誉招待国である英国は過去最大規模のサービス貿易出展チームを率いて参加する予定だ。
今回の展示部門には総合展と専門テーマ展が設置され、展示規模は約15万5000平方メートルに達する。総合展にはサービス貿易・サービス産業拡大開放成果展や国別展示などがある。専門テーマ展は業界の注目点と発展トレンドに焦点を当て、9つの専門テーマを設定し、各分野の質の高いサービスや最先端の成果・応用シーンを集中的に紹介する場となる。(編集KS)
©新華社
*左:8月13日、2023年中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)の記者会見の様子
(撮影・任超)
*右:8月13日、記者会見の会場に展示されたCIFTISのマスコット「福燕
(フーイェン)」と各種のライセンス商品。(撮影・劉嶺逸)
●2023中国・山西(晋城)ウエルネス産業発展カンファレンスが今月25日に開幕へ
(2023中国・山西(晋城)健康産業発展会議本月25日開幕)
人民網日本語版 2023/08/11
今月25日から27日までの3日間開催される2023中国・山西(晋城)ウエルネス産業発展カンファレンスの記者会見が今月10日、人民網1号スタジオで開かれ、山西省晋城市党委員会宣伝部の武健鵬部長(党委員会常務委員、副市長)がカンファレンスへの参加を呼びかけ、「中国国内外の人々を心から歓迎する」と述べた。人民網が報じた。
記者会見には、人民網の潘健副総裁(党委員会委員、取締役)や、山西省文化・旅游(観光)庁党組のメンバーである陳少卿副庁長、中国社会科学院旅游研究センターの研究員で観光関連専門家の李明徳氏らも参加した。
今回のカンファレンスでは、メイン会場が晋城市白馬寺山ハイエンドウエルネスモデルエリアに設置され、「全域ウエルネス・クラスター形成発展」をテーマに、「1+8+N」のスタイルを採用して開催されることになっている。「1」はカンファレンス開幕式で、「8」はサミットフォーラムやウエルネスツーリズム関連イベント、ウエルネス投資誘致プロモーション、国際囲碁招待試合、国際映像・写真コンテスト、文化観光ウエルネス都市連盟カンファレンス、山西(晋城)太行山文化観光フェスティバル、キャンピングカー・自動車・バイク・自転車ウエルネスの旅を指す。そして「N」はカンファレンス参加者によるウエルネスコースの視察、旅行業者カンファレンス、中国の大手メディアによる晋城取材、ショート動画コンテスト、及び晋城市に属する各県(市、区)で開催される関連のウエルネスイベントなど、カンファレンス会期中に開催される一連のテーマイベントを指している。
山西省南東部に位置し、同省と河南省との境界に接している晋城市は、冬の寒さも夏の暑さも厳しくないため、1年のうち7ヶ月が旅行に適している時期となる。また、森林率は40.3%、都市の緑化率は47.5%と、太行山脈上において、最も自然の美しい都市となっている。そのため、晋城市は中国初の「世界ウエルネスモデル都市」と「全国ウエルネス産業発展カンファレンスの固定開催地」に選出されている。(編集KN)
©人民網日本語版 北京で開催された2023中国・山西(晋城)ウエルネス産業発展カンファレンスの記者会見。撮影・鄭春傑
●ジェトロ、中国日用百貨商品交易会でジャパンブース設置
(日本JETRO在中国日用百貨商品交易会上設置日本展位)
人民網日本語版 2023/08/07
第116回中国日用百貨商品交易会が7月20~22日、上海新国際博覧中心のホールで開催された。総展示面積は18万平方メートルで、プラスチック・ガラス・ステンレス製品、竹・木製品、キッチン用品、クリーニング用品などを扱う3,000社以上が出展した。ジェトロはN2号館でジャパンブースを設け、日本産商品の認知度向上や販売促進支援を行った。この展示会にジェトロが日本企業を取りまとめて出展するのは初めて。
ジャパンブースでは、キッチン用品、日用品、ハサミ、畳、手袋などの家庭用品を取り扱う日本企業とその代理店がリアルで24社、オンラインで17社が出展した。ジェトロの中国公式SNSアカウントでも同ブースの広報を行った。
3日間を通して956件の商談が行われた。出展企業からは「多くの専門バイヤーが来場しており、商談はスムーズに進んだ。また、ライブコマース形式で商談を行い、視聴者が気に入った商品について説明を行った。グループでの購入を考えている事業者とも接触できた。今回の出展時の様子を踏まえて、来年の継続出展も考えている」とコメントがあった。
iiMedia Research(艾媒諮詢)の「2022年から2023年の中国ライブコマースのビックデータ分析とトレンド研究報告」によると、中国のライブコマース産業の市場規模は今後も拡大する見込みで、2025年には2兆1,373億元(約42兆7,460億円、1元=約20円)に達すると予測されている。(楊珺)
© Jetro business短信 Jetro撮影
*左:ジャパンブースの正面
*右:展示会場の様子のライブ配信も
●中国国際アニメ・ゲーム博覧会が上海で開幕
(中国国際動漫・游戯博覧会在上海開幕) 人民網日本語版 2023/07/14
第18回中国中国国際アニメ・ゲーム博覧会(CCG EXPO)が7月13日、上海世博展覧館(上海万博エキシビション&コンベンションセンター)で、4日間を会期として開幕した。アニメ・ゲーム産業チェーンの川上・川下の中国企業と外資系企業、計200社以上が同博覧会に出展している。新華網が伝えた。
開催期間中、テーマ展示のほか、「新消費に活力を注ぐデジタル文化・観光」のテーマをめぐり、フォーラムや新製品発表会、歌や踊りのステージ、アニメ映画の上映など各種イベントが行われ、中国全土の若者を対象とした文化クリエティブグッズデザインコンテストも開催される。(編集KM)
©新華社 (7月13日撮影・ ) 左から右
*パフォーマンスを鑑賞する来場者(・辛夢晨)
*サッカーゲームを体験する来場者(・王翔)
*バスケットボールゲームを体験する来場者(・王翔)
*ドラえもんのモニュメント(・王翔)
*コスプレイヤーたちと記念写真を撮影する来場者(・王翔)
*アニメ「ドラゴンボール」の「亀仙人」に扮したコスプレイヤー(・王翔)
●第1回サプライチェーン博覧会のPRイベントが日本・東京で開催
(第1届供応鏈博覧会PR活動在が日本東京挙行) 人民網日本語版 2023/07/12
第1回中国国際サプライチェーン促進博覧会(以下「サプライチェーン博覧会」)の日本での宣伝・プロモーションイベントが11日、オンラインとオフラインを組み合わせた形式で開催された。イベントでは、北京のメイン会場と東京及び大阪、名古屋のサブ会場が設けられた。人民網が伝えた。
中国国際貿易促進委員会(以下「中国貿促会」)が主催する第1回サプライチェーン博覧会は、今年11月28日から12月2日に北京で開催される。テーマは「世界をつなぎ、共に未来を創る」で、スマートカー、グリーン農業、クリーンエネルギー、デジタルテクノロジー、健康生活の五大チェーンの展示エリアと、現代物流などサプライチェーンサービスの展示エリアが設置される。
中国貿促会の柯良棟副会長はオンラインで挨拶し、「第1回サプライチェーン博覧会の展示総面積は10万平方メートルを超え、企業300社以上が出展する予定であり、専門バイヤーと来場者の数は延べ10万人以上と予想され、50ヶ国・地域をカバーすると見られている。開催期間中は、開幕式ならびにグローバルサプライチェーン革新発展サミットを開催する予定で、5大チェーンをめぐり5つのテーマ別分科会を開催するほか、需給マッチング会、業界交流シンポジウム、新製品発表会など一連の関連イベントを実施する。サプライチェーン博覧会は、世界の関連産業チェーン・サプライチェーンの各段階において最も代表性を備え、最も特色ある企業を招く予定で、世界からの出展企業とバイヤーに対して、専門的で国際化されたトータルチェーンかつワンストップのサービスを提供する」と述べた。
日本国際貿易促進協会(以下「日本国貿促」)の安田真人専務理事は、「日本国貿促と中国貿促会は70年近く友好協力関係にあり、一貫して両国の経済貿易協力の発展促進に努めてきた。7月3日から6日にかけて、日本国貿促の河野洋平会長が代表団を率いて訪中し、中国政府と両国の経済貿易協力強化について意見交換を行った。今回中国貿促会が主催する第1回サプライチェーン博覧会は原材料や物流、小売りなど複数の分野に及んでいる。より多くの日本企業が積極的に出展し、サプライチェーン博覧会が双方の経済貿易協力を推進する重要な場となることを願っている」と述べた。
在日本中国大使館の宋耀明経済商務公使はオンラインで挨拶し、「中国が第1回サプライチェーン博覧会を開催することは、中国は開放の扉をますます大きく開いていくという誠実な意向を十分に示すものであり、中国が開放型世界経済の構築を推進するという大国としての責任感も示している。中日両国は経済面での相互補完性が強く、産業チェーン・サプライチェーンが高度に融合している。より多くの日本経済界の友人が積極的に第1回サプライチェーン博覧会に出展もしくは参加し、中国の経済発展の成果を共有し、国際貿易を拡大し、協力のビジネスチャンスを共有し、手を携えて世界経済の回復・成長と経済グローバル化の発展を推進することを歓迎する」と述べた。
イベントでは、第1回サプライチェーン博覧会のプロモーション動画が放映された。また、実施団体である中国国際展覧中心集団有限公司の馬力副総裁が、第1回サプライチェーン博覧会の関連状況に関する詳細な説明を行った。イベント後、出席者らは博覧会に関連した協力機会について積極的に質問していた。
今回の日本での宣伝・プロモーションイベントでは、中国貿促会駐日本代表処の史銘首席代表が司会を務めた。イベントには中国貿促会の柯良棟副会長、在日本中国大使館の宋耀明経済商務公使、日本国貿促の安田真人専務理事、日本・経済産業省製造産業局の川渕英雄参事官、日中経済貿易センターの池田稔副理事長、東海日中貿易センターの大野大介専務理事、中国貿促会展覧管理部の舒寰副部長、中国国際展覧中心集団の馬力副総裁ら来賓を含む70人余りが出席した。
サプライチェーンをテーマとする世界初の国家レベル博覧会であるサプライチェーン博覧会は、共に建設し、共に促進し、共に分かち合うことを堅持し、革新・協調・グリーン・開放・共有という新発展理念を堅持し、川上・川中・川下をつなぎ、大中小企業を結びつけ、「産学研用」(生産・学習・科学研究・実践運用)が協同し、中国と外国の企業のインタラクションを図るオープンな国際協力の場となる。(編集AK)
©人民網国際
*東京会場と各会場をオンラインで結んで行われた日本での宣伝・プロモーション
イベント(撮影・許可)
*オンラインで挨拶する中国貿促会の柯良棟副会長(写真提供・中国貿促会)
*イベント会場で挨拶する日本国貿促の安田真人専務理事(撮影・許可)
*オンラインで挨拶する在日本中国大使館の宋耀明経済商務公使(写真提供・在日本
中国 大使館経済商務処)
●ジェトロ、上海市で開催のアウトドア専門展示会「ISPO」に初出展
(日本JETRO首次参展上海市挙行的戸外用品専業「ISPO」)
Jetro ビジネス短信 2023/07/12
ジェトロは6月30日~7月2日に中国上海市の上海新国際博覧中心で開催されたアウトドア専門の展示会「ISPO Shanghai 2023」に、ジャパンパビリオンを初めて設置した。キャンプ用品やアウトドア・アパレル分野の日本企業11社が参加し、積極的に商談を行った。
主催者の報告によると、今回の展示面積は3万5,000平方メートル、出品社数は世界各国・地域から395社511ブランド、来場者は約4万人に上った。新型コロナウイルス感染対策に伴う渡航規制の緩和が進んできたことから、外国企業の出展ブースには国外からの出張者も見られた。
ジャパンパビリオンでは、テントやテーブル、椅子、睡眠用具、たき火台、グリル、カセットコンロ、調理器具、食器など、200SKU(注)以上の商品が出品された。また、ジェトロ公式SNSアカウントからライブ配信を実施し、来場したアウトドア関連のオンラインメディアによる商品紹介も行った。
出展企業からは「今回の展示会を通じてブランドの露出ができ、ブランドに興味を持っている多くのキャンプ場運営者などとも知り合うことができた」「ジャパンパビリオンへの来訪者が多く、ブランドを効果的に宣伝でき、バイヤーとのコミュニケーションも十分に取ることができた」といった声があった。バイヤーからは「日本のアウトドアブランドが好きで、自身のセレクトショップに仕入れたく、今回は直接企業と商談することができて良かった」との意見も寄せられた。
中国の民間リサーチ会社の北京淘冪科技による情報発信プラットフォーム「魔鏡市場情報」によると、2022年第1四半期(1~3月)に天猫(Tモール)でのキャンプ用品やアウトドア調理器具の販売額は前年同期比で24%増加し、7億8,000万元(約156億円、1元=約20円)を突破した。ジェトロは中国市場での日本ブランドキャンプ用品の知名度向上と輸出拡大に向けた取り組みを引き続き実施する予定だ。
(注)SKUは、Stock Keeping Unitの略で、受発注や在庫管理を行う際の最小単位。 (曲馨格)
© Jetro business短信 Jetro撮影
*ジャパンパビリオン
*出展現場の様子
●世界人工知能大会にみるユニークな先端技術 上海市
(世界人工智能大会上看到的独特的先進技術 上海市) 新華社 2023/07/09
【新華社上海7月9日】中国上海市で8日までの3日間、2023世界人工知能(AI)大会が開かれた。多くの興味深い先端技術が、生活の中で幅広く応用されるAIの現状を反映した。
©新華社 世界人工知能大会の会場で(上海=新華社記者/ )
*6日、人型ロボットによるショー「千手観音」を見る来場者(王翔)
*7日、開かれたロボカップ・チャイナオープン(王翔)
*7日、開かれたロボカップ・チャイナオープン(王翔)
*7日、AI囲碁ロボットと対局する来場者(黄安琪)
*6日、四足歩行ロボットの宙返りを見る来場者(王翔)
*6日、下肢リハビリ支援ロボットのデモンストレーションをするスタッフ(王翔)
*5日、人を載せた四足歩行ロボットのデモンストレーションをするスタッフ(王翔)
*2日、拡張現実(AR)ヘッドセットを音声操作して写真を撮るスタッフ(王翔)
*5日、車のステアリングナックル表面の欠陥を検出するロボットアーム(王翔)
*7日、自分のデジタルヒューマンと一緒に写真を撮る来場者(王翔)
*2日、仮想現実(VR)製品を操作するスタッフ(王翔)
*7日、米電気自動車(EV)大手テスラが展示したロボット(黄安琪)
*7日、仮想現実(VR)製品を体験する来場者(黄安琪)
●上海で潤滑油の国際展示会 国内外の200社出展
(上海潤滑油国際展会 国内外200家参展) 新華社 2023/07/01
【新華社上海7月1日】中国国際貿易促進委員会上海市分会などが主催する「中国国際潤滑油品・応用技術展示会」が6月29日、上海市で開幕した。国内外の企業200社近くが出展。7月1日まで開かれる。
中国では第5世代移動通信システム(5G)通信網やデータセンターなど「新型インフラ」の整備やスマート製造などへの継続的な投資が工業原材料の市場需要を刺激し、消費者が製品の環境保全性能や品質に求める水準も向上、潤滑油業界は成長の大きなチャンスを迎えている。
二酸化炭素(CO2)排出量を減少に転じさせ、実質ゼロにする目標を背景に、産業構造の最適化やサービスの品質向上などが潤滑油企業に求められるようになってきており、会場では「グリーン(環境配慮型)」や「低炭素」を前面に掲げる企業が目立った。
同展示会は2000年に始まり、今回で22回目。これまでに上海のほか、北京、広州でも開催されている。(記者/呉宇)
©新華社 6月29日 (上海=新華社記者/呉宇)
*左:潤滑油のサンプルが並ぶ企業のブース
*右:潤滑油のサンプルが並ぶ商談スペース
●深セン市で広東・香港・マカオグレーターベイエリア国際モーターショー開催
(深圳市挙行広東・香港・澳門大湾区国際車展) Jetro ビジネス短信 2023/06/28
中国広東省深セン市の深セン会展中心(深センコンベンション・エキシビションセンター)で、6月16日から24日にかけて、第27回広東・香港・マカオグレータ―ベイエリア(粤港澳大湾区)国際モーターショーが開催された。
「未来へ旅立つ」をテーマにした今回のモーターショーでは、国内外100社以上の自動車メーカーなどがブースを出展し、各社の電気自動車(EV)を中心とした新規モデルや完全自動運転を見据えたコンセプトカーの展示などが行われた。
日系ブランドは、広汽トヨタ、広汽ホンダ、一汽トヨタ、東風ホンダ、東風日産、スバル、長安マツダ、レクサスが展示ブースを出展、EVやハイブリッド車の最新モデルなどを展示した。トヨタ自動車と比亞迪(BYD)の合弁会社の比亜迪豊田電動車科技(BTET)は同社のEV最新モデル(bZ3)の仕様変更車を展示した。
欧米ブランドは、一汽フォルクスワーゲン、ボルボ、キャデラック、メルセデス・ベンツ、ロータス、ベントレー、マセラティなどが展示ブースを出展、中国の自動車購買層の多様なニーズを踏まえ、高価格帯のスポーツカーや低価格帯の小型車などEVを中心に、幅広い層をターゲットとした最新モデルを展示した。テスラは2021年4月以来約2年ぶりに中国の自動車ショーでの出展を行ったほか、韓国ブランドでは北京現代、起亜(KIA)が出展した。(奥田岳慶)
© Jetro business短信 Jetro撮影
*左:展示会場の様子
*右:会場に展示されたBTET社の電気自動車「bZ3」
●第3回中国(青海)国際エコロジカル博覧会が開催
(第3届中国(青海)国際生態環境博覧会開幕) 人民網日本語版 2023/06/19
第3回中国(青海)国際エコロジカル博覧会が今月15日から18日までの4日間にわたり、青海省西寧市で開催された。生態文明交流やエコロジカルバリューの転化を促進することにスポットを当てた同博覧会のテーマは「エコロジカル」だった。人民網が報じた。
同博覧会は、中国商務部(省)や生態環境部、中国貿易促進会、青海省人民政府が共催した。また中国外交部(外務省)や農業農村部、国家林業・草原局など6当局・委員会の関連責任者、国連、世界貿易機関(WTO)といった12の国際組織、外国機関の代表、中国31省・区・市の政府、経済貿易会の代表、香港・澳門(マカオ)・台湾地区の工業・商業界の代表、米国、ドイツ、日本、オーストラリアを含む37ヶ国の在中国外交官、商協会、企業、ニュースメディアの代表が博覧会に参加した。
エコロジカル博覧会は、生態文明の重要拠点構築に力を入れる青海省の実践経験を通して、人間と自然の調和の取れた共生という、中国式現代化の重要な特徴と本質的要求をPRし、生態文明交流・相互参考と国際協力を促進し、人間と自然の調和の取れた共生のために、青海の知恵を
©人民網青海 撮影・甘海瓊
*国際エコロジカル博覧会の会場
*ゲストにエコロジカル関連の商品を紹介する出展者
*ラーメンの麵づくりを披露する職人
*ゲストにエコロジカル関連の商品を紹介する出展者
*開館セレモニーを開催する主賓省・山東省の関係者
●「新疆石博会」が開幕 各種各様の石が一堂に会す
(「新疆石博会」開幕 各種各様的石頭聚集一堂) 人民網日本語版 2023/06/16
第14回新疆観賞石・和田玉精品博覧会(石博会)が6月15日、新疆維吾爾(ウイグル)自治区烏魯木斉(ウルムチ)市紅光山にある新疆国際会展中心(国際エキシビション・コンベンションセンター)で開幕した。今回の石博会は、展覧・展示、購入・商談、逸品の評価、鑑賞・鑑定など各種活動が一体となった博覧会で、宝石・貴金属、玉石、鉱石、隕石、鑑賞石などさまざまな種類の石が展示されている。中国新聞網が伝えた。(編集KM)
©中新網 撮影・劉新 左から右
*玉髓と秀玉で作られた工芸品「碩果累累」
*金絲玉を丸ごと使って制作された彫刻作品
*同時開催された「第13回全国隕石科学普及展」で、鉄隕石をスマホで撮影する来場者
*気に入った石を購入する石マニア
●北京で日本食品PRの食品展示商談会を開催、ジェトロなど
(日本食品PR食品展示洽談会在北京挙行) Jetro ビジネス短信 2023/06/14
ジェトロは6月8日、日中経済協会と北京フード会(注)との共催で、日本食品を紹介する商談会を北京市で開催した。在中国日本大使館と中国食品工業協会が後援した。
同商談会には、日系食品関連企業や自治体など39社・団体が出展し、酒類・飲料や調味料、コメ、菓子、水産品など幅広い日本食品を紹介した。食品関係の卸事業者や流通事業者、レストラン関係者、日本食の愛好家など1,000人を超える来場登録があり、当日は多くの来場者で会場がにぎわった。複数の出展者が協力してラーメンやすしなどの試食を提供。日本食品をPRし、来場者の関心を集めていた。
イベントに参加した「堂島ロール」で知られる洋菓子店モンシェールの現地法人である檬舒舒(上海)食品の松岡正憲董事長は「今回初めて北京での食品展示商談会に参加した。鄭州など遠方の来訪者も含め、複数の方に当社商品への期待と関心を持ってもらうことができた。日本の食品ブランド取扱者がこうして力を合わせてイベントを実施していくことは、効果的に現地展開をしていく上でも重要だ」と感想を述べた。
他の出展者とともにラーメンの試食提供を行っていたアイ・ピー・エス・フーズの現地法人、北京愛必思福国際貿易の堀米良一営業部長は「一番のターゲットは現地の取引先だが、このようなかたちで出展することで、日系企業同士のつながりも強化され、取引につながる面もあり、貴重な機会になっている。北京の場合は(日本食品を扱う)問屋のネットワークが華東地域ほど強くないので、こうしたかたちでお客さまにアプローチできるのは非常にありがたい」とコメントした。
同商談会は、2022年9月に引き続き、「農林水産物・食品輸出支援プラットフォーム」活動の一環として実施された(2022年10月4日記事参照)。ジェトロは今後も各機関・事業者と連携し、輸出拡大に向けた取り組みを各地で進めて行く予定だ。
(注)在中国の日系食品企業から成る任意団体。これまで中国各地で日系企業の食品PRなどの活動を行っている。(草場歩)
© Jetro business短信 ジェトロ撮影 来場者でにぎわう商談会場
●中国国際シルク博覧会が杭州で開催
(中国国際糸綢博覧会在杭州挙行) Record China 2023/06/12
中国国際シルク博覧会が10日、浙江省杭州市で開幕しました。会場には四川省、浙江省、江蘇省、広西チワン族自治区などのシルク製品企業160社余りが集まり、各社を代表する製品が出展されています。
今回の博覧会では、宋錦(宋の時代に生まれた絹織物工芸品)、香雲紗(広東省仏山市特産のシルク製品)、婺繍(浙江省金華市周辺に伝わる刺繍)、台繍(浙江省台州市に伝わる刺繍)、蜀繍(四川省成都市を中心に伝わる刺繍)といった無形文化財の展示のほか、AIとシルク生産の結合、最新の日焼け止めシルク製品、シルクフィブロイン材料の医療での応用など、最新技術に関する交流も行われています。
3日間の会期中に、中国国際シルク博覧会のメインフォーラムのほか、地元企業がAI生成技術を用いて開発したGBARTデジタルエコ捺染技術の発表、西湖の新旧十景をモチーフにしたファッションショーなどが開催されます。(提供/CRI)
© Record China 中国国際シルク博覧会が10日、浙江省杭州市で開幕しました
●ジェトロ、「CHINA AID 2023」にジャパンパビリオン出展
(日本Jetro参展「CHINA AID 2023」、設置日本館) Jetro ビジネス短信 2023/06/12
ジェトロは、5月30日~6月1日に上海で開催された中国最大規模の高齢者関連展示会「CHINA AID 2023」にジャパンパビリオンを設置した。介護サービスや福祉用具・介護用品分野の日本企業33社が出展し、積極的に商談を行った。ジェトロによる同展示会でのジャパンパビリオン設置は初めてとなる。
ジャパンパビリオンでは、施設運営事業、介護人材育成など多様なサービスを紹介したほか、車いす、介護用電動ベッド、訪問入浴サービス用品、介護向けアシストスーツ、腰痛ベルト、治療用電気刺激機器、低周波治療器、高齢者向け食器などの福祉用具・介護用品を出展した。特に、三輪タイプの車いすや電動ベッド、介護向けアシストスーツ、低周波治療器は人気が高く、介護人材の育成サービスに関連した問い合わせも多数寄せられた。
展示エリア以外にもステージを設け、出展企業による商品紹介のプレゼンテーションを実施するなど、バイヤーの関心を集めた。
出展企業からは「ブース来訪者が思ったよりも多く、中国の介護・健康企業とコミュニケーションを十分に取ることができた」「来場者がイメージしやすいように、寝室に見立てたブースでベッドを展示した」などのコメントがあった。バイヤーからは「多くの日本産商品を実際に見ることができ、日本企業との商談をスムーズに行えた」「エリア別に商品が展示されており、臨場感があった。商品の機能性をよく理解できた」「企業プレゼンは、商品の特徴を分かりやすく紹介していた」などの声が寄せられた。
今回の「CHINA AID」には世界11カ国と香港、マカオ、台湾から合わせて403社が出展しており、日本からの出展社数は70社に上った。中国国家統計局の発表によると、2022年末の中国における65歳以上の高齢者人口は2億978万人に上り、総人口に占める割合は14.9%に達している。高齢化は今後とも急速に進行する見込みで、中国の高齢者向け製品・サービス市場は今後も大きく拡大する。
(王暁静)
© Jetro business短信 ジェトロ撮影 左から右
*ジャパンパビリオンの様子
*プレゼンテーションする出展者
*展示品を体験する来場者
●第19回文博会で初の国際当代陶芸展 広東省深セン
(第19文博会首次国際当代陶藝展 広東省深圳) 人民網日本語版 2023/06/09
国際当代陶芸展「China Landscape・景色正好」が6月7日、第19回中国(深セン)国際文化産業博覧交易会(文博会)メイン会場の14号館で開かれた。イタリアやインド、オランダ、マレーシ届ア、ノルウェー、日本、韓国、米国、英国、フランスなど25の国と地域の陶芸芸術作品100点以上が展示されている。人民網が伝えた。
国際当代陶芸展は伝承、革新、融合という3大テーマに分かれており、それぞれ景徳鎮の無形文化遺産継承者の代表的な作品、当代・現代陶芸芸術分野の革新的でユニークな作品、そして世界各国の芸術家たちの陶芸作品が展示されている。(編集TG)
©人民網日本語版
*第19回中国(深セン)国際文化産業博覧交易会メイン会場の14号館で開かれている国際当代陶芸展「China Landscape・景色正好」
●国際ビッグデータ産業博覧会が貴陽市で開催、デジタルエコノミーを重視
(国際大数据産業博覧会在貴陽市挙行、重視数碼経済)
Jetro ビジネス短信 2023/06/05/
中国貴州省貴陽市で5月26~28日、2023中国国際ビッグデータ産業博覧会が国家発展改革委員会と工業情報化部、貴州省人民政府、国家インターネット情報弁公室の共催で開催された。人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)などの分野の最新技術を紹介する専門展示会で、2015年から毎年、同市で開催されている。
「デジタルと経済の統合、データは未来をつくり出す」をテーマに、中国の華為技術(ファーウェイ)や大手通信業者をはじめ、オンラインとオフライン併用のハイブリッド形式で国内外から353社の企業・団体が出展。そのうち、日本からは富士フイルム、パナソニックの2社が出展した。博覧会事務局によると、会期中に延べ18万人以上が来場した。
開幕式で全国政治協商会議の王光謙副主席は「強力な演算力とビッグデータを通じて、デジタルエコノミーと実体経済の緊密な統合を促進する」と強調し、「中国のデジタルインフラについて、規模と技術力のいずれも大きな進展が見られ、既に世界トップクラスの水準に至っている」と強調した。
中国政府は2022年2月、デジタルインフラ構築の一環として「東数西算」(注)プロジェクト(2022年3月2日記事参照)を発足させた。貴州省ビッグデータ発展管理局の胡建華書記は「貴州省の重点データセンターは37カ所に達し、設置を計画しているサーバーラック総数は400万を超える」と述べた。また「東数西算」プロジェクトでは、「貴安スーパー演算センターでは、クラウドによる複数階層のデータ処理能力により、上海や広州といった地域にデータ処理を提供している」と解説した(「新華社」5月29日)。
貴州省情報センターが発行した「国家ビッグデータ(貴州)総合試験区発展報告2021」によると、2021年の同省のデジタルエコノミー産業の総規模は6,500億元(約13兆円、1元=約20円)に達しており、同省GRP(域内総生産)の34%を占めている。中でも、2021年時点で電子情報産業の経済規模は1,597億元になっている。貴州省政府はデジタルインフラを中心とした新しいインフラ建設を進めているほか、工業、サービス産業のビッグデータ応用も図っている。
(注)東数西算とは、中国の西部地域(内陸部)にデータセンターを創設し、東部地域(沿海部)で生じた膨大なデータを西部地域で演算処理する体制のこと。「数」はデータ、「算」はデータ処理能力を指す。(潘華臻)
©Jetro business 短信 左:
富士フイルムのブース、右:ファーウェイのブース(ジェトロ撮影)
●世界ドローン大会 3000機超のドローンが深センに登場
(世界無人機大会 超3000無人機登場深圳) 人民網日本語版 2023/06/05/
2023年第7回世界ドローン大会並びに第8回深セン国際ドローン展示会が、2日から4日まで深セン会展センターで行われた。中国内外の300社以上の企業が3000機(台)余りのドローン関連設備の新製品を展示した。
今大会には100余りの国・地域の業界専門家、学者、経営者らが参加し、ドローンの先端技術、都市の空中交通、有人自動運転航空機、空飛ぶクルマなどのテーマをめぐり36回の専門フォーラムを開催。
テーマ会議、製品展示、スピード競争などのイベントを通じ、中国のドローン産業発展の成果が全面的かつ多次元的に展示された。(編集YF)
© 人民網日本語版
●「介護する側も高齢化している」注目を集める中国のシルバー経済 高齢者向けの介護サービスなどを紹介する中国最大級のイベント「チャイナエイド」
(「介護方也在老齢化」受注目的中国銀齢経済 介紹面向老齢人介護服務等中国最大規模展会「老博会」) TBS NEWS DIG_Microsoft 2023/05/30
高齢者が3億人に迫る中で「銀髪=シルバー経済」が勢いを増す中国。日本企業も乗り出す、先端介護・福祉サービスが注目されています。
きょうから上海で始まった「チャイナエイド」。高齢者向けの介護サービスなどを紹介する、中国最大級のイベントです。
記者
「こちら、一見リュックに見えますが、電源を必要としない最新のアシストスーツです。実際に15キロ程度ある荷物を持ち上げてみたいと思います。ほとんど腰へ負担はかからないという感じです」
こちらは、背負うだけで背中から太ももにかけて人工筋肉がサポートし、腰への負担を軽減するという「マッスルスーツ・エブリ」。価格は日本円でおよそ24万円、中国で需要が伸びているということですが、開発したのは東京理科大学発のベンチャー企業です。
東京理科大学発ベンチャー「イノシス」 于雅佶マネージャー
「高齢化が進んでいる中では、介護する側も高齢化していて、徐々に(製品への)需要があるかなと」
「チャイナエイド」には国内外からおよそ400社が参加。IT技術を駆使したサービスが目立ちます。
こちらは「脈」や「つぼ」をセンサーで調べ、中国医学の膨大なデータと照合し、健康状態を診るものだといいます。現在43歳の記者の状態はというと。
「こんな若いんだから問題ないわ、すごくいい状態よ」
中国の60歳以上の高齢者の数は、2025年までに3億人を突破すると予想されています。人口抑制のための「一人っ子政策」の影響もあって、介護の人手不足も深刻な問題となりつつある中、中国の「銀髪=シルバー経済」は今後ますます注目を集めそうです。
●「SIAL CHINA 2023」が2年ぶりに上海で開催、ジャパンパビリオンから30社・団体が参加
(「SIAL CHINA 2023」時隔2年在上海挙行、日本館30家公司団体参展)
Jetro ビジネス短信 2023/05/26
ジェトロは、5月18~20日に上海で開催された中国最大級の総合食品見本市「SIAL CHINA 2023」(SIAL)にジャパンパビリオンを設置した。同見本市でのジャパンパビリオン設置は7回目となる。
主催者の報告によると、今回の展示面積は18万平方メートル、出品社数は世界67カ国・地域から4,500社、来場したバイヤーは約18万人に上った。
今回のSIALは、新型コロナウイルス感染対策による渡航制限の解除により約2年ぶりの開催となった。国外企業の出展ブースには国外からの出張者が多数訪れていた。
今回のジャパンパビリオンでは、菓子、調味料、冷凍水産品、加工食品、アルコール、日本産米、飲料、麺などを扱う30社・団体が出品した。そのうち15社は初出展だった。ジェトロは見本市の会期中、ジャパンパビリオンの様子や日本産食品、商品などを紹介するライブ配信を行った。
出品者からは「新型コロナが落ち着き、ようやく日本から参加することができた。展示会ではあらためて中国市場の規模の大きさを実感した」「初めて中国の展示会に参加した。中国の消費者間で健康志向が高まっていると感じた。商談では多数の企業と具体的な内容について話すことができた」といった声が聞かれた。出品者の中で、これまでのジャパンパビリオンへの参加を通じて、OEM(注)の受注に結びついている事例もある。輸出入者のみならず、メーカーなどがジャパンパビリオンに参加するメリットも十分にある。
来場者からは「日本産食品の安全性にとても興味を持っている」「ドレッシングをかけた肉や麺を試食した。食感がとてもよかった」といったコメントが寄せられた。
ジェトロは中国での日本産商品の知名度向上と輸出拡大に向けた取り組みを引き続き実施する予定だ。
(注)「Original Equipment Manufacturing(Manufacturer)」を略した言葉で、他社ブランドの製品を製造すること、あるいはその企業を指す。(王志燕)
©ジェトロ撮影 左から右
*「SIAL CHINA 2023」に設置されたジャパンパビリオン
*「SIAL CHINA 2023」の開幕式
●ジェトロ、アジア最大規模の美容博覧会にジャパンブース出展
(日本JETRO参展亜洲最大規模美容博覧会)Jetro ビジネス短信 2023/05/23
アジア最大規模の美容関連専門見本市の「第27回中国美容博覧会(2023 China Beauty Expo)」が5月12~14日、上海新国際博覧センターで開催された。化粧品の原材料、OEM・ODM(注1)、包装、製造機器・設備、検査機構など、美容分野に関係する各産業チェーンから、国内外合わせて3,200社以上が出展した。国外からは日本やフランス、ドイツ、英国、スペイン、タイ、スイス、米国など約40カ国・地域から出展があった。総展示面積は22万平方メートルで、展示面積1万平方メートルのN5ホールには「日本化粧品精選館」が設けられ、100社以上の出展があった。
中国市場での日本ブランド化粧品の認知度向上・販路促進支援を目的に、ジェトロは「日本化粧品精選館」内にジャパンブースを設け、リアル12社、オンライン4社のハイブリッド形式で出展した。スキンケア製品を中心に、天然素材を原材料とするオーガニック系化粧品、睡眠不足を改善できる機能性美容液、特許取得のヘアケア製品など、100 SKU(注2)以上の商品を展示した。また、SNSやライブ配信の活用や事前広報などにより、幅広く商品を紹介した。
ジャパンブースには多くの専門バイヤーが訪れ、商談件数は1,300件に上った(5月14日時点)。ジェトロは会期後の商談を支援するため、出品者とバイヤーの引き合い専用グループチャットを作り、商談を継続的にフォローしている。
出展企業からは「化粧品分野で非常に影響力が高い専門見本市へ出展することにより、多くの専門バイヤーとの商談ができ、有意義な出展だった」などのコメントがあった。
出展企業の中には、2022年5月1日から施行された化粧品ラベル管理弁法よる制度変更を受け、原料成分比率の開示が必要とされる一般貿易から、越境ECへの切り替えを模索する企業も多く見られた。
国家統計局の発表によると、2023年1~4月の中国の化粧品小売総額は1,299億元(約2兆5,980億円、1元=約20円)と前年同期比9.3%増だった。
(注1)OEMは、Original Equipment Manufacturing、またはOriginal Equipment Manufacturerの略で、委託者のブランドの製品を製造すること、またはその企業を指す。ODMは、Original Design Manufacturingの略で、委託者のブランドで製品を設計・生産することをいう。
(注2)SKUは、Stock Keeping Unitの略で、受発注や在庫管理を行う際の最小単位。(徐暁蕾)
©ジェトロ撮影 左から右
*ジャパンブースの様子
*ライブ配信の様子
●ジェトロ、上海ペット専門展示会にジャパンブース出展
(日本JETRO参展上海寵物専業展) Jetro ビジネス短信 2023/05/18
上海市の上海世博展覧館で5月5~7日、ペット用品の展示会「2023上海它博会The One Pet Show」が開催された。ジェトロのJapan Street事業とChina Japan Street事業(CJS)を通じて募集した日本のペット関連企業とキャンプ関連企業を取りまとめ、ジェトロはジャパンブースを設置した。出展企業はリアルとオンラインでの商談を行った。
ジャパンブースにはnot(東京都)、エステートワン(大分県)、TIME CLIP(神奈川県)、リッチェル(富山県)、イマイ(大阪府)、鹿島(群馬県)、アイシア(東京都)、サンスター技研(大阪府)などの日本本社や現地代理店など15社が参加した。3日間で商談件数は281件、見込みを含む成約件数は38件に達した(5月10日時点)。主催者の上海它布斯展覧によると、展示会全体の出展企業・団体は792社、来場者数は18万人に達した。
来場したバイヤーからは、「現在は規制によって日本製ペットフードは輸入ができないが、大いに関心がある」「十数社の日本ブランドをまとめて見ることができ、商談にも入りやすかった」「ジェトロのCJSというミニプログラムは、いつでも商品の検索ができて利便性が高い」などのコメントがあった。また、主催者の卞聪艶項目総監は「中国のペット関連市場は拡大傾向にあり、外国企業を含めたさまざまな企業が中国市場を活性化させることを期待している」とコメントした。(謝慶凱)
© ジャパンブースの様子(ジェトロ撮影)
●中国加工貿易製品博覧会 中国内外の1300社以上が出展
(中国加工貿易産品博覧会 国内外1300家以上参展) 人民網日本語版 2023/05/11
第13回中国加工貿易製品博覧会が10日に広東省東莞市で開幕した。同博覧会は中国で唯一の加工貿易をテーマにした国家級の展示イベントであり、会期は13日までとなっている。
今回の博覧会は「1+6」専門化モデルに基づいて開催され、テーマ展示エリア1ヶ所と専門展示エリア6ヶ所が設置されたほか、新たに屋外会場が設けられ、展示面積は前回の7万平方メートルから8万平方メートルに拡大した。
今回は中国内外の企業1310社から出展申し込みがあり、展示ブースは3355に上る。そのうち広東省以外の国内21省(自治区・直轄市)の企業281社が431ブースで出展し、タイ、インドネシア、シンガポール、ネパール、モロッコ、ウズベキスタン、パキスタンなどの国・地域の企業53社が90ブースで出展している。
今回は、多くの企業が科学技術のウェイトの高い独自の知的財産権を完全に備えた新製品を出展し、広東省さらには中国全土の加工貿易がバリューチェーンの先端へとモデル転換・高度化を続けていることの最新成果を披露している。
そのうち広明源光科技股份有限公司は研究開発した、特殊な光源を使用する殺菌消毒製品を数種類出展した。同社マーケティング・カスタマー部門の余瑋・業務ディレクターは、「これまでの輸入製品の光源は1個で数十万元(1元は約19.3円)から100万元以上もしていたが、今では当社が独自開発した製品はわずか数万元で、質が同じ前提で、価格は数十分の一で済むようになった」と述べた。
またロボット産業が盛んな広東省からは多くの企業が出展し、「無人工場」と「スマート作業場」の数多くのソリューションを会場で展示している。初出展の広東愛吉爾ロボット有限公司はAJRシリーズの複合型移動ロボットなどの製品を複数種類展示して、移動ロボットを中心的存在とした新型スマート工場の構築プランを展示している。(編集KS)
© 央広網
●各地の展示会から見る中国経済の活力
(各地展会看中国経済的活力) 人民網日本語版 2023/05/09
今年になってから、展示会が相次いで行われ、人の流れ、モノの流れ、資金の流れ、情報の流れが高度に集積し、貿易、投資、消費、観光、飲食など各業界の発展を力強く牽引し、国際貿易への寄与、中国内外市場の連携促進、経済発展の推進という重要な役割を十分に発揮した。(編集KS)
© 人民網日本語版
●中国の経済貿易関連展示会開催件数、22年は1800件超
(中国経済貿易相関展会数、22年超1800場) 新華社2023/05/08
【新華社杭州5月8日】中国国際貿易促進委員会は4月24日、浙江省紹興市で開かれた第18回中国コンベンション経済国際協力フォーラムで、「中国展示会経済発展報告(2022)」を発表した。22年に中国本土で開かれた経済・貿易関連展示会は1807件、総展示面積は5576万平方メートルだった。中国国際輸入博覧会(輸入博)や中国輸出入商品交易会(広州交易会)、中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)、中国国際消費財博覧会などの重要な展示会は各国とチャンスを共有し、交流を拡大するための国際的な協力プラットフォームを作り上げている。
同委員会展覧管理部の鄔勝栄(う・しょうえい)副部長は22年の中国展示業の発展にみられた特徴として、①華東地域と華南地域が引き続き展示業の発展をリードした②軽工業関連の展示会が依然として主導的地位を占めた③新型コロナウイルス感染症が流行する中、中・小規模な展示会が主催者にとって最適な選択肢となった④「同一都市で複数の展示館」が都市の展示館建設の新たなトレンドになった⑤新たに建設される展示館のスペース供給量はコロナ禍においても流れに逆らって増加した⑥海外出展が貿易を行う中国企業の海外市場開拓を後押しした-の6点を挙げた。
開催件数を業種別にみると、軽工業が755件(全国の47.3%)、重工業が467件(同29.3%)、サービス業が400件(同25.1%)、農業が106件(同6.6%)。食品・飲料、タバコ・酒類、家具、木工機械、建築材料をはじめとする軽工業関連の展示会が開催件数と展示面積で首位に立った。
海外での展示会に関しては、22年に同委員会が取りまとめた海外出展事業はオンライン展示会12件、会場での展示会1件の計13件で、成約額は7千万ドル(1ドル=約134円)を超えた。
鄔氏は「中国経済の回復が進むにつれ、従来型消費の高度化、サービス消費の発展、新型消費の育成、グリーン(環境配慮型)・低炭素消費の提唱などをテーマとする展示会が急速な成長を実現する」との見通しを示した。会場での展示会が全面的に再開し、展示テーマが豊富になり、展示方式の刷新と多元化が進み、開放と協力が深まることで、今年の展示業が新たな発展のチャンスを迎えることを確信しているとした。
© Record China
*第5回輸入博で没入型体験装置を装着し、メタバースを体験する来場者。
(2022年11月9日撮影、上海=新華社記者/張建松)
*第132回中国輸出入商品交易会(広州交易会)のバーチャル開幕式の画面。
(2022年10月15日撮影、広州=新華社記者/鄧華)
*中国国際サービス貿易交易会の会場の一つ、新首鋼ハイエンド産業総合サービス区(首鋼園区)にある文化・観光サービス専門展で各国の展示品を見る来場者。
(2022年9月1日撮影、北京=新華社記者/張晨霖)
*中国国際消費品博覧会の飲料ブースを訪れた来場者。
(2022年7月28日撮影、海口=新華社記者/楊冠宇)
●「第133回中国輸出入商品交易会」輸出取引額が216億9000万ドルに (「第133届中国進出口商品交易会」出口交易額達216億9000万美元)
Record China 2023/05/07 中国最大規模となる輸出入展示会「第133回中国輸出入商品交易会」(広交会)が今月5日、広東省広州市で閉幕した。展示会のオンラインプラットフォームは今後も常設運営が続けられる。新華社が報じた。 今回の広交会では、展示面積が計150万平方メートル、オフライン出展企業が3万5000社、来場者が延べ290万人と、いずれも過去最多を記録した。 今回の広交会には、220カ国・地域の仕入れ業者がオンライン・オフラインで参加した。うち、オフラインで参加したのは約13万人で、「一帯一路」(the Belt and Road)参加国の仕入れ業者が約半数を占めた。 今回、会場での輸出取引額は216億9000万ドル(1ドルは約134.8円)に達した。工業自動化・スマート製造、新エネルギー、スマートコネクテッドカー、スマートライフといった新しいテーマの展示エリアが活況となり、革新的な製品や、グリーン・低炭素関連製品が人気となった。多くの企業が、「たくさんのクライアントが工場見学のアポを取っている」としており、オフライン展示会閉幕後も引き続き取引が進むと見られている。 展示会開催期間中の各種指標は、中国の貿易の強靭性と活力を反映し、世界の工業・商業界が中国経済の成長を見込み、今後、経済貿易協力を深化させることを強く望んでいることを示している。
(提供/人民網日本語版・編集/KM)
© Record China
*中国最大規模となる輸出入展示会「第133回中国輸出入商品交易会」(広交会)が
今月5日、広東省広州市で閉幕した。
●上海で第31回中国国際自転車展覧会が開幕
(上海第31届中国国際自行車展覧会開幕) 新華社 2023/05/06
【新華社上海5月6日】中国上海市の上海新国際博覧センターで5日、第31回中国国際自転車展覧会が開幕した。国際ブランド館や自転車完成車館、部品館、アウトドアサイクリング用品館などが設けられ、関連企業1200社余りが出展した。
© 新華社 5日、中国国際自転車展覧会 (上海=新華社記者/)
*見学する来場者(/才揚)
*フレームを見学する来場者(/才揚)
*折り畳み自転車を見学する来場者(/才揚)
*製品の細部を見学する来場者(/李賀)
*見学する来場者(/才揚)
*見学する来場者(/李賀)
*見学する来場者(/李賀)
*見学する来場者(/才揚)
*見学する来場者(/才揚)
*子ども用自転車を見学するポーランドのバイヤー(/才揚)
*製品の前で足を止める来場者(/方喆)
●中国環境博覧会が2年ぶりに開催、出展規模は過去最大に (中国環境博覧会時隔2年挙行、参展規模為過去最大)
Jetro ビジネス短信 2023/04/27上海市で4月19~21日、「第24回中国環境博覧会」(環博会)が開催された。展示面積と出展企業数は過去最大となり、展示会場の上海新国際博覧中心の17ホール全て(19万6,000平方メートル)に、24カ国・地域から環境保護団体・企業2,407社が出展した。7カ国(日本、ドイツ、デンマーク、シンガポール、オランダ、韓国、米国)の企業が国別パビリオンを取りまとめ、ジャパン・パビリオンには日系企業11社が出展した。3日間で68カ国・地域から専門バイヤーが計9万1,007人が参加し、過去最大規模となった。 環博会では、汚水処理、給排水設備、固体廃棄物処理、資源回収のほか、大気汚染対策、室内空気汚染対策、環境モニタリングなどの大気汚染対策の先端科学技術と解決方案が提示された。新型コロナウイルスによる行動制限により、約2年ぶりの開催となり、国外企業の出展ブースには中国外からの出張者も多数訪れていた。 入場時には、事前登録したバッジまたは身分証明書以外に、PCR検査結果などの提示義務はなく、会場内でのマスク着用義務もなかったこともあり、6割以上が着用していなかった。 出展した日系企業からは「隔離政策が終了し、往来できるようになったため出展できた」「中国企業との取引や中国での会社設立ではスピード感と信頼関係を築くことが必要だ。このような展示会への出展を活用しながら、事業を拡大していきたい」「オフラインでのイベントが徐々に開催されるようになったので、ぜひジェトロの他のイベントにも参加したい」などの声が聞かれた。 環博会は7月12~14日は成都市、9月20~22日には広州市でも開催される。
(尹世花)
©Jetro ビジネス短信 ジェトロ撮影 左から右 *環博会の開幕式 *日本企業の出展ブースの盛況ぶり
●国際原子力工業展が北京で開催
(国際原子能工業展在北京挙行) Record China 2023/04/27
3日間にわたって開催される第15回中国国際原子力工業展示会が26日に北京で開幕し、国内外の企業200社余りが出展しています。世界最大規模の原子力工業展示会の一つとして、中国国際原子力工業展は、世界の原子力工業技術と重要な設備の展示と交流が行われる重要な場となっています。 今回の展示会は、「カーボンニュートラル・カーボンピークアウトを背景とした原子力エネルギーの質の高い発展」をテーマに、現在の原子力工業分野の新しい技術、新しい設備、新たな応用を重点的に展示しています。中国が独自開発した第3世代原子炉「華竜1号」、世界先進水準の第3世代原発型式「国和1号」、高温ガス冷却炉など、中国の原子力工業技術の最高水準を示す原発型式が勢ぞろいしました。
展示会の展示面積は1万1000平方メートルに達し、ビジネス展示エリアのほか、技術革新成果展、新技術普及展、新型先進原子力工業技術展、デジタル化へのモデルチェンジ展などのテーマ別展示エリアが設けられています。展示面積と出展企業数はいずれも前回より明らかに増加しており、海外からの出展はフランス、ロシア、米国など10以上の国と国際機関からの55社・機関に達し、多くの企業が初出展だということです。(提供/CRI)
●広州交易会第二期、初日入場者数20万人超―中国 (中国広交会第二期、首日入場人数超20万) Record China 2023/04/24
第133回中国輸出入商品交易会(広州交易会)第二期が23日から27日まで中国南部の広州市で開催されています。統計によりますと、第二期展示会の初日の入場者数は20万人を超えたということです。 広州交易会第二期展示会は、日用消費財、ギフト用品、インテリア用品の三つを主力展示商品として、18の展示エリアが設けられています。総面積50万5000平方メートルに及ぶ展示ホールには、合わせて2万4000カ所を超える展示ブースが設置されています。新設された母子用品展示エリアでは、企業400社余りがベビーカーやベビー家具、幼児教育用品、母子電化製品など国内外市場で人気の製品約1000種類を展示しています。(提供/CRI)
●第20回上海モーターショー開幕、各社が新エネ車をアピール
(第20届上海車展開幕、各展商力推新能源車) Jetro ビジネス短信2023/04/24
第20回上海国際汽車工業展覧会(上海モーターショー)が4月18~27日の日程で上海市国家会展中心において開幕した。出展企業数は約1,000社、展示面積36万平方メートル超で、13の屋内展示ホールが使用されている。上海モーターショーは、同じく中国最大規模の自動車展覧会である北京国際汽車工業博覧会と交互に開催されるが、2022年の北京モーターショーは新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止されたため、前回2021年4月開催の上海モーターショー以来の開催となる。 今回のモーターショーでは、中国における自動車販売台数の4分の1を占める新エネルギー車を積極的にアピールする企業が多く、人気のスポーツ用多目的車(SUV)だけではなく、高価格帯のスポーツカーや低価格帯の小型電気自動車(EV)など、幅広い層をターゲットとした発表がみられた。ホンダは、展示車両をすべて新エネルギー車とし、EVの新型モデルを世界初公開した。同社は中国において2027年までに10車種のホンダブランドEVの投入を予定しており、中国市場における「2035年までにEV販売比率100%」の達成を目指すとしている。
上海汽車集団は、新エネルギー車事業展開に向けた3年間の行動計画を発表した。2025年までに、新エネルギー車の年間販売台数目標を2022年に比べ2.5倍となる350万台に引き上げるとし、今後3年間で傘下のグループ各社を含め計13モデル以上の新エネルギー車を発表予定だと示した。
なお、2021年の上海モーターショーにおいて、ブレーキの不具合を訴える抗議行動が行われたテスラは、今回の出展を見送った。同社は出展しない理由は明らかにしていない。 中国自動車工業協会(CAAM)が発表した2023年1~3月の累計自動車販売台数は前年同期比6.7%減の607万6,000台となったが、乗用車市場信息聯席会(CPCA)による4月10日の報告では、3月は消費が振るわなかったが、上海モーターショーの開催が中国の自動車販売を後押しする、強力なプラットフォームと起爆剤になるとの展望と期待が示されている。(神野可奈子)
©Jetro ビジネス短信 ジェトロ撮影 左から右 *ホンダのブース風景 *比亜迪(BYD)仰望ブランドのブース風景 *長安汽車のブース風景
●中国(寿光)国際野菜科学技術博覧会が開幕 2000種余りの野菜が出展
(中国(寿光)国際蔬菜科技博覧会開幕 2000余種蔬菜参展)
人民網日本語版 2023/04/23
「グリーン・テクノロジー・未来」をテーマとする第24回中国(寿光)国際野菜科学技術博覧会が20日、開幕した。今博覧会のメイン展示エリアの総面積は45万平方メートルで、出展される野菜の品種は2000種余り(うち新品種は400種余り)。工場化栽培、垂直農場、宇宙モデル栽培などの80数種の栽培モデル及び多品種接ぎ木、野菜・木の栄養液調節、デジタル農業プラットフォームなど100種以上の新技術が集中的に展示され、各種類の新しくて珍しい野菜品種の極限の成長潜在力もここで十分に示されている。新華網が伝えた。(編集YF)
© 新華社 20日、野菜博覧会 左から右
*記者が撮影した宇宙モデル栽培展示ブース
*見学する来場者
*水耕栽培展示エリアで野菜の手入れを行う職員
●成都市で「糖酒会」開催、累計来場者数30万人超と活況
(成都市挙行「糖酒会」、累計入場人数超30万 気雰活躍)
Jetro ビジネス短信 2023/04/18 中国西南部最大の食品・酒類展示会「第108回全国糖酒商品交易会(糖酒会)」(注)が4月12~14日に成都市で開催された。今回は2022年11月に成都で開催された第106回糖酒会(2022年11月18日記事参照)に続き、成都世紀城新国際会展中心と中国西部国際博覧城の両展示会場で開催された。両展示会場には42カ国・地域から約6,500社の出展があった。期間中の入場者数は両展示会場で合計38万6,000人と、2022年秋の20万人と比べて大きく増加した。 ジェトロは、酒類をテーマにした成都世紀城新国際会展中心にジャパンパビリオンを出展した。出展は2022年に続いて3回目で、上海市や北京市、遼寧省大連市、広東省深セン市など中国全土から日本酒類インポーターが17社、四川省成都市、重慶市を拠点とする酒類インポーターや卸売業者が6社がそれぞれ出展するとともに、オールジャパンでの取り組みを推進する観点から、北海道、岩手県、長崎県も出展し、計500種類以上の日本産の酒類をバイヤー向けにPRした。
会期中には、来場できなかったバイヤー向けにライブ配信を通じて出展企業や商品の紹介を行ったほか、専門家によるバイヤー向けの「日本酒類知識普及セミナー」を実施した。 出展企業からは、「地元成都のバイヤーだけでなく、内陸を中心に中国各地から酒類の専門バイヤーが訪れた」「初日はこれまでの展示会で経験したことがないほど来場者が多かった。2日目以降もかなりの来場者が訪れたので、有益な商談の機会となった」「日本産酒類は価格が高いことから、特に西南地域では一部の富裕層の嗜好(しこう)品となっているが、今回の糖酒会は来場者が多く、既存の愛好者以外に対しても日本産酒類の認知度を高める有効な機会となった」との声が聞かれた。 日本から中国への農林水産物・食品の輸出額は増加を続けており、2022年の中国向け輸出額は、日本の農林水産省の発表によると」、国・地域別第1位の2,783億円となっている。その中でもアルコール飲料の輸出額の伸びは特に著しく、2021年の年間輸出額は320億円と、2016年の27億円から10倍以上となっている。糖酒会は全国各地から専門のバイヤーが訪れるとともに、来場者そのものが多いことから、日本産酒類をPRする絶好の機会だ。ジェトロはジャパンパビリオンを継続して出展することで、さらに日本産酒類の市場拡大につなげていく。
(注)全国糖酒商品交易会(糖酒会)は、1955年に開始した中国で歴史のある大型展示会の1つ。中国食品・酒類業界の今後のビジネス展開を占う「バロメーター」となっているとされる。(内田剛)
©Jetro ビジネス短信 ジェトロ撮影 左から右 *ジャパンパビリオン *出展した日本酒類 *ライブ配信の様子
●「第3回中国国際消費財博覧会」が開幕 世界の目が中国市場に
(「第3届中国国際消費品博覧会」開幕 世界注目中国市場)
人民網日本語版 2023/04/11
「第3回中国国際消費財博覧会」(消博会)が10日、海南省海口市で開幕した。今回は過去2回に比べて出展ブランド数、バイヤー数、初発表製品などの指標がいずれも上昇した。
大手会計事務所のKPMGのアジア太平洋エリア・中国代表の陶匡淳氏は、「2023年に中国の消費は加速的に回復するだろう。また中国商務部(省)は今年を『消費振興年』に定めており、消費への信頼感と消費の活力を増強するために力を入れるだろう」と述べた。
タイのTCPグループのSaravoot Yoovidhya最高経営責任者(CEO)は、「消博会は外資系企業が中国の発展に融合するための重要なプラットフォームを提供し、外資系企業に中国の大きな市場の発展チャンスを共有する機会をより多くもたらした」と述べた。
今回の消博会は国際化レベルが明らかに上昇した。イタリアは今回の名誉招待国で、147ブランドが出展し、展示面積が約1800平方メートルと、いずれも前回の約2倍の規模となっている。複数の国の政府関係者や駐中国大使が対面で関連イベントに出席し、優れた消費財分野の世界トップ500社および業界のリーディングカンパニー30社近くのグローバルCEOも対面で参加し、海外から2000人を超えるバイヤーが来場して商談と調達を進める予定だ。
海南島全島を対象とする関税ゼロ政策の実施がいよいよカウントダウンの時期に入り、海南自由貿易港の財税、金融、投資の政策・制度が全面的にバージョンアップする見込みだ。このことは同港と外界との連携がよりスムーズになり、よりハイレベルの開放が行われることを意味する。
また地域的な包括的経済連携(RCEP)協定と海南自由貿易港建設が引き続き相乗効果を発揮している。今回の消博会には中国のほか、RCEP加盟10ヶ国が出展した。そのうち日本、韓国、タイ、ベトナムは国家としての出展だ。日本の展示面積は1800平方メートルを超え、50余りの企業の250以上のブランドが出展した。(編集KS)
© 人民網
●杭州市でベビー関連用品展示会、ジェトロはジャパンパビリオン設置
(杭州市幼児用品展、日本JETRO設置日本館) Jetro ビジネス短信 2023/04/05
ジェトロは、3月23~24日に中国浙江省杭州市の杭州国際博覧中心で開催されたマタニティー・ベビー関連用品の展示会「2023 hi innovation week」(2023ハイ・イノベーションウイーク)に、ジャパンパビリオンを設置した。同展示会はアジア最大規模のマタニティー・ベビー関連用品の展示会「Children Baby Maternity Expo」(CBME China)の派生イベントで、中国国内外から約700ブランドが出展した。カナダ、ノルウェー、フランス、シンガポールからの団体出展も見られた。
ジャパンパビリオンは、リアル出展企業が7社、オンライン出展企業が21社のハイブリッド形式で行った。オンラインで出展した企業は会場にサンプルを展示し、オンラインで商談を行った。遊具からマタニティー用スキンケア商品など、幅広いラインアップを展示したことで、パビリオンには多くの来場者が訪れた。展示会初日には、ジェトロの微信(WeChat)公式アカウントやミニブログ(微博)で商品紹介などをライブ配信で行い、バイヤーなど約2,000人が視聴した。会場にはピジョンやベネッセコーポレーションなど、単独で出展する日本企業も見られた。
商談件数は2日間で合計158件に上り、商談成約(見込みを含む)件数は70件以上となった。出展企業からは「来場バイヤーは大型総合展示会ほど多くはないが、専門バイヤーの数が多く、質が比較的高い」「バイヤーが価格の交渉よりも、商品に関する具体的な質問をしていた。非常に専門性のある展示会だと感じた」「(中国)東北地区を含め、黒龍江省や内モンゴル自治区など、中国全土のバイヤーが集まっている」といったコメントが得られた。(孟矜)
© ジェトロ撮影
*左:ジャパンパビリオン
*右:ライブ配信の様子
●第3回中国国際消費財博、300ブランド以上の新製品1千種類余りがお目見え
(第3届中国国際消費博覧会、300以上品牌的新産品1千多種亮相)
人民網日本語版 2023/04/04
展示面積が前回より20%増え、世界の60以上の国と地域から3100余りの有名ブランドが出展し、世界のトップ500社と各業界のリーディングカンパニー30社近くの最高経営責任者(CEO)が対面式で参加する……国務院新聞弁公室で3日に行われた記者会見で明らかになったところによると、第3回中国国際消費財博覧会が4月10日から15日にかけて海南省海口市で開催され、各種指標が全面的に第2回を上回る見込みという。
商務部(省)の盛秋平副部長は、「第3回消費財博の展示面積は前回より20%増加し、世界60以上の国・地域の有名ブランド3100余りが出展する。イタリアは今回の名誉招待国で、出展ブランドが147、展示面積が約1800平方メートルに達し、いずれも前回の2倍前後になる。出席が確認された各国の政府要人と国際機関の責任者は7人を数え、世界のトップ500社と各業界のリーディングカンパニー30社近くののCEOが対面式で参加する。中国30省・自治区・直轄市の取引団が出展し、調達業者と各業界からの関係者が計5万人を超えることが予想される」と説明した。
盛副部長は、「今回の消費財博は世界の優れた消費財ブランドが3100以上集まり、細分化された業界における多くの世界トップブランドが初めて出展し、数多くの中国国内の選りすぐりの商品や老舗の商品も集中的に展示される」と説明した。
特筆されるのは、前2回を大幅に上回る300以上のブランドの1000種類余りの新製品が今回の消費財博でお披露目されることだ。
同記者会見によると、2022年の海南省の消費財輸入額は400億元(1元は約19.3円)を超え、同省の輸入総額の約3分の1を占め、割合は全国平均を20ポイント以上上回った。今年第1四半期(1-3月)には、海南の離島免税市場の売上高は前年同期比18%増の169億元に達した。(編集KS)
●ジェトロ、アウトドア展示会でジャパンパビリオンを設置
(日本JETRO在露営展上設置日本館) Jetro ビジネス短信 2023/04/03
ジェトロは3月17~19日の期間で、杭州国際博覧中心において開催された「2023中国(杭州)アウトドア・キャンプライフ展」に、日本のアウトドアブランド5社を取りまとめ、ジャパンパビリオンを出展した。中国では新型コロナ禍後も引き続きアウトドア市場が拡大しており(2023年3月27日記事参照)、本展示会は最新トレンドを踏まえての開催となる。キャンプをより身近に感じることをコンセプトに、映像による商品紹介や体験コーナーなどを設置し、来場したバイヤーの関心を引いた。展示会全体での3日間の来場者数は5万2,763人に達した。
ジャパンパビリオンの出展企業は、38研究所(38explore)、ライズクリエイション(AND MYSELF)、キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)、ロゴスコーポレーション(LOGOS)、カンセキ(tent-Mark DESIGNS)で、商談件数は1,066件、成約件数(見込み含む)は103件に達した(2023年3月20日時点)。また、ジャパンパビリオンでは、ジェトロ公式微信(WeChat)アカウントから、来場のできないバイヤーなどにもオンラインにて情報発信を行った。
出展企業からは「ターゲットとの親和性が高く、BtoB、BtoCともに新規顧客を開拓できた」とコメントがあった。また、来場したバイヤーからは「キャンプ用品店を運営しており、新商品を調達したい」「オンラインで販売できるブランドを探している」「キャンプ場を運営していて、新たに設置するキャンプ用具を探しに来た」などの声が上がった。(謝慶凱)
© ジェトロ撮影 左から右
*ジャパンパビリオン正面
*ライブ配信で各出展企業からPR
*ジャパンパビリオンの人気ぶり
●第133回広州交易会が4月に開催へ、リアル出展を3年ぶりに全面再開
(第133届広州交易会4月挙行、時隔3年実体参展全面再開)
Jetro ビジネス短信 2023/03/02
中国対外貿易中心と広東省商務庁、広東省人民政府外事弁公室は2月28日、同省広州市で第133回中国輸出入商品交易会(広州交易会、注)のプロモーション会議を開催した。今回の広州交易会は4月15日から5月5日まで、展示内容によって3期に分けて開催される。新型コロナウイルス流行後、3年ぶりにリアル開催を全面的に再開することになる。
今回は「工業自動化とスマート製造」「新エネルギー車とコネクテッドカー」「ベビー・マタニティー用品」の3つの展示エリアと、「スマート生活」「シルバー経済」「検査キットと感染予防・衛生用品」の3つの専門エリアを増設。全体で54の展示エリア、159の専門エリアが設置される。展示面積は従来の118万平方メートルから150万平方メートルに拡大し、3万社以上の企業が出展を予定しているという。
開催日程と展示品カテゴリーは以下のとおり。
〇第1期:2023年4月15~19日
展示内容:電子・家電製品、照明、車両・同部品、機械、金物工具、建材、化学工業製品、エネルギー
〇第2期:2023年4月23~27日
展示内容:日用消費品、ギフト、家庭装飾品
〇第3期:2023年5月1~5日
展示内容:アパレル・衣類、靴、オフィス用品、鞄、レジャー用品、医薬およびヘルスケア、食品
また、3期ともに輸入品エリアを設置し、国外ブランドの製品などを扱う外国企業や在中国の関連会社などの出展を募集している。トルコ、韓国、インド、マレーシアなどの国・地域から団体出展があり、個別企業ではドイツ、スペイン、イタリアなどからの出展が活発であるという。
(注)広州交易会は、中国商務部と広東省人民政府が共同主催する中国最大規模の国際見本市。1957年から開催されている。(汪涵芷)
●香港で酒の見本市 日本の酒造会社も参加 4年ぶり対面で開催
(香港酒展時隔4年面対面 日本酒造会社也参展) NHK 2023/01/10
香港で新型コロナウイルス対策が緩和されてから初めて、世界各地の酒を集めた見本市が対面で開かれ、日本からも酒造会社が参加して日本酒や梅酒などをPRしています。
この見本市は、香港の貿易促進に取り組む政府系機関が2008年から開いています。
新型コロナウイルス対策が緩和されたことから4年ぶりの対面での単独開催となり、日本やオーストラリア、イギリスなど6つの国と地域の100以上の企業などがワインやウイスキーなどを出展しました。
このうち福岡県が開くパビリオンでは6つの酒造会社がブースを設け、担当者が訪れた人たちに商品の特徴などについて対面やオンラインで熱心に説明していました。
会場ではこれまで禁止されてきた試飲ができるようになり、訪れた人たちはそれぞれのブースを回って酒の味を飲み比べていました。
香港で日本酒の輸入を手がけるバイヤーの男性は「この日をずっと待っていました。新型コロナで大変でしたが、酒造会社の人と直接、会って話ができるのは本当にいいことです」と話していました。
香港では日本酒の人気が高く、競争も激化していて、福岡県から出展した老舗の酒造会社「篠崎」の営業担当者は「足を運んで、世界の熱を感じて、逆に作り手の熱も感じてもらって、ウィンウィンでビジネスにつなげていくことが大事だと思います」と話していました。
この見本市は10日と11日の2日間、開かれています。
© NHK
2022年度
●園林園芸博覧会が開幕 広西
(園林園藝博覧会在広西開幕) 人民網日本語版 2022/12/16
第13回広西(河池)園林園芸博覧会が12月15日、広西壮(チワン)族自治区河池市宣州区で開幕した。新華網が伝えた。(編集KM)
© 新華社 第13回広西(河池)園林園芸博覧会 12月15日ドローンによる撮影・陸波岸 左から右
*訪れた来場客
*博覧会の景観
*博覧会の景観
*来場客に「独楽回し」を披露するパフォーマー(撮影・陸波岸)
●広州モーターショー、12月30日から開催、展示会場の仮設病院は撤去
(広州車展12月30日起挙行、展会場臨時医院撤去)Jetro ビジネス短信 2022/12/15
第20回広州国際汽車展覧会(広州モーターショー)の主催者は12月13日、同展覧会を12月30日~2023年1月8日に開催することを発表した。広州モーターショーは当初2022年11月18~27日に開催予定だったが、同市での新型コロナウイルス感染拡大により、延期となっていた。
広州モーターショーの会場となる中国輸出入商品交易会琶洲展館には、無症状感染者や軽症者を収容する仮設病院が建設されていたが、防疫緩和措置の実施に伴い、同仮設病院は12月11~12日に順次閉鎖した(「広州日報」2022年12月12日)。
なお、中国自動車工業協会(CAAM)によると、2022年11月の自動車生産台数、販売台数はそれぞれ前月比8.2%減、7.1%減、前年同月比ではいずれも7.9%減だった。(梁梓園)
●香港国際自動車博覧会が開幕
(香港国際汽車博覧会開幕) 人民網日本語版 2022/12/08
香港国際自動車博覧会が12月8日、香港特区の亜洲国際博覧館(アジアワールド・エキスポ)で開幕した。それに先駆け7日午前、報道関係者による内覧会が実施された。同博覧会は、自動車文化、科学技術、eモータースポーツに焦点を当て、その普及を目的としている。出展企業のひとつである国産EVブランドのBYDは、フラッグシップモデル「ATTO3」などの各種EVを出展している。「ATTO3」は、バッテリー容量60.48kWh、一充電走行距離480キロメートルを実現している。中国新聞網が報じた。(編集KM)
© 中新網 撮影・李志華 左から右
*BYD製EVのデモンストレーションを行うスタッフ
*回転可能なタッチスクリーンが搭載されているBYDのフラッグシップモデルEV「ATTO3」
*BYD製EVを見学する報道関係者
*各種EVを展示しているBYD
●遼寧国際投資貿易商談会にジャパンパビリオン設置、日本食品を紹介
(遼寧国際投資貿易洽談会上設置日本館介紹日本食品)
Jetro ビジネス短信 2022/11/28
ジェトロは、中国・遼寧省瀋陽市で11月18~20日に開催された「遼寧国際投資貿易商談会」にジャパンパビリオンを設置し、日本の中小企業の販路開拓を支援した。
2020年、2021年に続いて3回目の開催となる当商談会は、遼寧省政府、商務部、中国国際貿易促進委員会(CCPIT)が共催する国家級展示会だ。今回は新型コロナウイルス感染症対策のため、入場する際に「場所コード」の提示が求められ、7日以内に中国国内の中・高リスク地域にいた来場者は入場禁止とするなど、厳格な対策がとられた。
ジャパンパビリオンでは、食品分野で中国に進出する日系企業8社が出展した。出展企業は来場した日本料理店や代理店、スーパーマーケットなどに酒類、調味料、加工食品の試食機会を提供し、商談を行った。ジャパンパビリオンの出展者からは、「このような展示会への出展に非常に興味があった。自社ブランドの認知度の向上や代理店の開拓につながり、貴重なチャンスだと思う」「中国のアルコール市場における日本酒類の占有率はまだ低いが、瀋陽の酒類専門店による日本酒の購買量が増えてきている」「今回の出展で新商品を試食してもらい、顧客の声を直接聞くことができた」といった声が寄せられた。バイヤーからは、「日本の本場の味を消費者に提供するため、新鮮な食材と調味料を探している。本商談会でこうして商品を確認し、商談できるのはありがたい」といった声が聞かれた。
このほか、ジャパンパビリオンにはジェトロが運営する越境EC(電子商取引)のプラットフォーム「JAPAN MALL」で取り扱いをしている商品も展示した。来場者はその場でQRコードを読み取ることで「JAPAN MALL」のウェブサイトにアクセスができるため、多くの人が立ち寄り、にぎわった。(呉暁東)
© ジェトロ撮影 左から右
*ジャパンパビリオンの様子
*「JAPAN MALL」ブースの様子
●第7回中国国際食品・飲食博覧会が開幕 湖南省長沙
(第7届中国国際食品・飲食博覧会開幕 湖南省長沙) 人民網日本語版 2022/11/26
中国商務部(省)と湖南省人民政府が主催する「2022年(第7回)中国国際食品・飲食博覧会」(チャイナインターナショナルフード&ケータリングエキスポ、CFCE)が11月24日、湖南省の長沙国際会展中心で開幕した。「消費促進・革新的発展」をテーマとする今回の博覧会は、展示面積が約8万平方メートル、出展企業が約1800社に上り、中国国内外の食品・飲食業の発展成果にフォーカスして、新技術・新製品・新モデルの交流と協力を促進し、食品・飲食業のモデル転換・高度化や革新的発展に向けた新しい道を模索する。新華網が伝えた。(編集KM)
© 新華社 長沙国際会展中心で 11月24日撮影・陳思汗 左から右
*開幕した2022年(第7回)中国国際食品・飲食博覧会
*試食用の食品を作るスタッフ
*食品を調理する調理師
*特色豊かな食品を味わう来場者
●日本で話題集める「兵馬俑大使」 「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の
遺産~」巡回展が東京へ
(成為日本話題的「兵馬俑大使」 「兵馬俑和古代中国~秦漢文明的遺産~」巡回展移至東京) 人民網日本語版 2022/11/24
日本の歴史学者で学習院大学の鶴間和幸名誉教授は21日、東京の上野の森美術館で取材に応じ、「兵馬俑も大使と呼ぶべきだと思う。パンダと同じで、それがある所では、どこでも中国の魅力を感じさせてくれるから」と語った。新華社が報じた。
京都や静岡、名古屋などを巡回していた中日国交正常化50周年記念の重要な文化交流イベントである「兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~」が、最後の会場となる上野の森美術館でこのほど開幕した。
同巡回展のキュレーターである日中文化協会の唐啓山・専務理事は取材に対して、「1974年に秦始皇帝陵墓付近で発見された兵馬俑は、世界中を震撼させた。その後、1976年に初めて海を渡り、日本で公開された。当時、日本の約150万人の人々が列を作って東京国立博物館でそれを見学した。その人気の大きさは、パンダが日本に来た時に全く引けを取らない。日本の人々が今回の巡回展を通して、中国の輝かしい秦漢文化を知り、1976年の中日文化交流の記憶を蘇らせることを願っている」と語った。
そして、「これまでの巡回展は大成功で、来場者はすでに延べ24万人に達している。喜ばしいのは、非常に多くの若者が見学に来ていることだ。日本の若者が中国の秦の文化に示す関心の高さに胸を躍らせている」とした。
同巡回展では、陝西省の文化博物機関16機関と湖南省の1機関の文化財合わせて121点(組)が展示されている。会場は「統一前夜の秦」と「統一王朝の誕生」、「漢王朝の繁栄」の3エリアに分かれており、等身大の秦兵馬俑のほか、戦国時代の秦国の騎馬俑や前漢時代の彩色兵馬俑など、さまざま時代の、さまざまなタイプの兵馬俑が展示されている。また中国各地の博物館から集められた前漢の鎏金銅馬や漢の時代の亀紐金印といったたくさんの一級文化財も展示されている。
秦始皇帝陵博物院の郭向東副院長によると、同巡回展では兵馬俑9体や跪座俑1体が展示されており、「至近距離から兵馬俑の細かい部分まで360度の視点から見ることができる。服装や冠、髷からその役割や階級を判断することができる」という。
そして展示ホールに展示されている「2号銅車馬」の周りは漫画のパネルで囲まれている。郭副院長は、「展示されているのは日本で大人気の秦・漢の時代を背景とした漫画『キングダム』。漫画で描かれている銅車馬の実物も見ることができる。漫画作品と実際の文化財のコラボ展示も多くの若者が見学に訪れている主な原因だ」との見方を示す。
中国の古代史を専門に研究している歴史学者の鶴間名誉教授は取材に対して、「日本の若者が兵馬俑や秦・漢の時代の歴史が大好きな主な原因の一つは、ある程度、中国語の意味を理解できるから。大学で40年以上教えていたが、わざわざ中国の古代史を勉強するために講義に参加する学生もたくさんいた。『史記』といった歴史文献を使って、そのような若者が中国語の読解力を高めるよう助けてきた。そして、歴史文献と考古学的実物を組み合わせて学生の学習に対する関心を高めてきた。今回の展示は、多くの日本の若者がリアルな文化財を通して、中国の古代史や文化を理解する絶好の機会となる」と語った。
そして、「文化財の展示は、民間文化交流の一番良い方法。『兵馬俑大使』が民間交流や民間の親睦を促進するうえで、良い役割を果たしてくれることを願っている」とした。(編集KN)
© 新華社
●2022世界集積回路大会が開幕し、ハイレベルな成果を展示
(2022世界集成電路大会開幕、展示高水平成果) 人民網日本語版 2022/11/18
工業・情報化部(省)と安徽省人民政府が共催する2022世界集積回路大会が17日、同省合肥市で開幕した。大会は「協力してこそのウィンウィン」をテーマとし、1回の開幕式、4回のサミットフォーラム、10回のテーマフォーラムを設置。「会議・展示・コンテスト・訓練」の4大部分を網羅し、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、インダストリアルインターネット、人工知能、車載ネットワークなどの重大応用の需要をめぐり、一連の「高精尖(ハイレベル・精密・先端的)」集積回路産業のイノベーションの成果を展示する。人民網が伝えた。
開幕式では「第15回中国半導体イノベーション製品・技術」と、2022世界集積回路大会「合肥イニシアチブ」が発表された。中国半導体業界協会の関係責任者や米半導体協会輸番会長、長鑫存儲、インテル、紫光集団、IBMなどの企業の責任者がスピーチを行った。
安徽省は近年、集積回路産業発展という新たな道を全力で歩んでいる。省全体の集積回路産業チェーンには川上・川下の400社以上を集めており、建設中もしくは契約済みの重点プロジェクトの投資総額は3000億元(1元は約19.6円)を超える。そして設計、製造、パッケージテストから、材料、設備、イノベーション・研究開発プラットフォーム、人材育成などの比較的整った産業チェーンを形成している。(編集YF)
© 人民網 撮影・苗子健
*VRシーン応用を体験する来場者
*12インチDRAMメモリウエハ
*長鑫存儲DDR4メモリ
*7nm汎用GPU推論チップ
*展示されたウエハ
*EVFモジュール
*京東方OLEDディスプレイ
●中国最大規模の食品・酒類展示会「糖酒会」が成都市で開催
(中国最大規模食品・酒類展「糖酒会」在成都市挙行)
Jetro ビジネス短信 2022/11/18
第106回全国糖酒商品交易会(糖酒会)が11月10~12日に中国・四川省成都市で開催された。当初は3月に開催予定だったが、中国国内の新型コロナウイルス感染拡大により延期となっていた。今回は従来と比べて規模を拡大し、成都世紀城新国際会展中心と中国西部国際博覧城の両展示会場を使用した。総面積は26万平方メートル、出展社数は約5,000社に上った。
同交易会は、ワクチン接種回数に対する要求はなかったものの、入場申し込みを行う時点で「3天3検」(注)の結果提出が義務付けられた。さらに、入場する際は24時間以内のPCR検査陰性証明の提示が求められるなど規制が強化された。その結果、入場者数は延べ20万人と、2021年春の32万人や2019年春の40万人と比べて減少した。
ジェトロは、両会場にジャパンパビリオンを出展した。パビリオン出展は2021年10月に天津で開催された第105回糖酒会に続き2回目となる。成都世紀城新国際会展中心では、今回新たに「低アルコール飲料」エリアが設けられた。そこでは日本酒などを取り扱う企業16社が出展し、600種類以上の日本産の酒類をバイヤー向けにPRした。会期中にはバイヤー向けの「日本酒知識普及セミナー」を実施したほか、来場できなかったバイヤー向けにライブ配信を通じて出展商品の紹介を行った。出展企業からは、「新型コロナ感染対策は厳格だったが、来場バイヤーの専門性が高く、中国最大規模の食品・酒類展示会において販路拡大ができた」との声が聞かれた。
また、中国西部国際博覧城では、日本の調味料、菓子類、麺類などを取り扱う企業10社が出展し、ライブ配信による出展商品の紹介も併せて行った。厳しい入場制限があったにもかかわらず、多くのバイヤーがジャパンパビリオンに訪れ、活発な商談を行った。出展企業からは「来年もぜひ出展したい」など、好意的なコメントが寄せられた。
このほか、ジェトロは市内「ホテル展」でBtoB商談会を実施した。白酒や黄酒などの中国の伝統的な酒類やワインを取り扱うバイヤーが数多く来場し、800件以上の活発な商談が実施された。
糖酒会は、1955 年に第1回が開催された歴史ある展示会で、現在は中糧集団(COFCO)が主催している。毎年春と秋の年2回の開催となり、春は常に成都市で開催するが、秋は毎年異なる都市で開催される。会期前には市内の複数ホテルを会場に商品展示を行う「ホテル展」が開催され、期間中は全国各地から業界関係者が新しい商品を求めて集まる。そのため酒類業界関係者の社交の場となっており、純粋な商談目的のほか、ネットワーキング、コネクションつくりの場として活用される。中国最大規模の食品・酒類展示会の1つとなっている。
(注)「3天3検」は、3日間でPCR検査を3回受けること。 (朱琳)
© Jetro ビジネス短信 ジェトロ撮影 左から右
*世紀城ジャパンパビリオンでのライブ配信の様子
*世紀城会場内での「日本酒知識普及セミナー」の様子
*西部国際博覧城ジャパンパビリオン出展の様子
*成都市内で開催した「ホテル展」の様子
●現代ミュージアム「M+」で草間彌生特別展が開催 香港
(現代博物館「M+」挙辨草間彌生特別展 香港) 人民網日本語版 2022/11/10
アジア初の視覚文化に特化した世界的な現代ミュージアム「M+」の開館1周年を記念して、特別展「草間彌生:1945年から現在まで」が開催される。11月12日に香港特別行政区で開幕する同展は、日本以外のアジア地区で開かれる草間彌生氏の最大の回顧展となっており、絵画やデッサン、彫刻、オブジェ、アーカイブ資料など200点あまりが展示される。(編集KM)
© 中新網
●第20回中国国際オートバイ展が重慶で開幕
(第20届中国国際摩托車展在重慶開幕) Record China 2022/11/06
第20回中国国際オートバイ展覧会(略称・中国オートバイ展)が11月2日に重慶で開幕した。同展は11月5日まで開催される。新華網が伝えた。 同展の展示面積は約10万平方メートルに上り、中国、米国、イタリア、ドイツ、フランス、日本、英国、スペイン、韓国など十数カ国・地区から、オートバイ・電動車産業の最先端技術が導入された完成車や部品、アパレル、文化用品などの関連企業約700社が集まり、出展している。このうち世界50社以上の完成車ブランドが800種類以上のモデルを展示している。
(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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●第132回広交会、10月15日にオンライン開催へ
(第132届広交会、10月15日在線上挙行) 人民網日本語版 2022/10/13
第132回中国輸出入商品交易会(広交会)メディアブリーフィングによると、第132回広交会の準備作業は順調に進んでおり、10月15日午前にオンラインで開幕するという。
広交会の報道官を務める中国対外貿易センターの徐兵副センター長によると、今回の広交会は「国内と国際的な2つの循環『双循環』の連携」をテーマに、展示の内容にはオンライン展示プラットフォーム、サプライ・調達マッチングサービス、越境EC専用エリアの3つの部分を含み、出展企業の展示品、バーチャル展示館、出展企業のオンライン展示、報道・イベント、交易会サービスなどのコーナーを設置する。前回に続いて「農村振興」専用エリアを設置し、越境EC総合テストエリアおよび一部の越境ECプラットフォームと連動し歩調を合わせてイベントを開催するという。
このほか企業の困難解消を支援するため、今回も前回に続き企業からオンライン出展料を徴収しないという。(編集KS)
●「おいしさとうれしさを共有したい」 北京で日本企業食品展示商談会開催
(「希望美味和喜悦共有」 北京挙行日本企業食品展示洽談会)
人民網日本語版 2022/09/23
日本の食品を中国の食卓へ。北京市で9月22日に開催された「日本企業食品展示商談会」には、計27社が出展。試食やマグロの解体ショーなども行われ、会場は熱気に包まれた。多くの来場者が日本の食品に舌鼓を打ち、「一番庶民に近いところにある食」を通じた中日友好イベントとなった。
■計27社が出展、約700人が来場
北京市のフォーシーズンズホテルで9月22日、中日国交正常化50周年記念イベント「第8回日本企業食品展示商談会」が開催された。このイベントは、日本貿易振興機構(JETRO)、北京日企食品協会(北京フード会)が主催し、在中国日本国大使館が後援。日系食品関連企業計27社が出展し、商品の紹介や調理方法の説明、日本の食品を使ったメニュー紹介、試食などのほか、マグロの解体ショーなども行われた。来場者は約700人に及び、会場は大いに賑わった。
会場には在中国日本国大使館の垂秀夫大使も足を運んだ。イベントの盛況を受け、「食文化は日本の象徴。これをこんなにたくさんの中国の方が喜んでくれている。日中関係を後押しする大きな力をもらったと感じている」と語った。
■日系食品関連企業の共同イベント
「日本企業食品展示商談会」は、北京の日系食品関連企業の団体である北京フード会が、日本の食品を中国の消費者に広く紹介することを目的に2019年から開催。一企業の単独イベントではなく、数社の共同イベントとしてスタートし、今回が8回目となる。
北京フード会の会長を務める食研食品(中国)有限公司の木村誠営業総監は、日本企業食品展示商談会について、「当初は6社で始まった。石家荘、保定、張家口、鄭州、西安、天津、呼和浩特(フフホト)で開催し、そして今回は北京市での開催となった。今回はこれまで最多の27社が来てくれて、どんどん規模が大きくなっている。盛大になってうれしく思う」と感慨を込めて語る。
このイベントは、各企業がそれぞれの商品を単独で紹介するだけでなく、数社が協力してメニューを紹介し、試食を提供するなど、企業どうしが協力して出展していることが大きな特徴の一つだ。例えば、ラーメンのコーナーでは、麺、タレ、スープ、チャーシュー、漬物、海苔、食器などの企業が協力し、海苔巻きでは米、酢、具材、海苔などの企業が連携した。
北京フード会は、2011年の東日本大震災後、食品商社やメーカー、物流関係者が発起し、設立された。以来、中国の発展と共に食の多様性が進み、それに関係する食品関係者も増え、会の規模も拡大。在中国日本大使館の協力も得て、現在では北京最大の食品関連の組織となっている。日本企業の関わる安全で質の高い、おいしい食品を中国全土に届け、中国の食シーンをより豊かにすることを目指して活動している。
■中国は日本の最大の食品輸出先に
2021年、日本から中国大陸部への食品輸出額は2224億円となり、香港特別行政区を抜いて、世界の国・地域の中で最多となった。在中国日本国大使館経済部の三上善之参事官は、「そういう意味では、日本産食品が受け入れられているという状況にある」とする。JETRO北京代表処対外業務部の唐澤和之副部長によると、品目として伸びているのはアルコール製品で、金額的にはウィスキーの伸びが目立つが、やはり日本酒が多いという。
日本酒の中国での広がり方には、日本や日本企業のPR効果だけでなく、中国の消費者が自ら日本の食品の普及に貢献するという新しい流れも見えてきている。唐澤副部長は、「中国の方が日本からも自分で情報を得るなどして、SNSを活用してその情報をシェアし、口コミで広めている。日本人よりも詳しい方も増え、北京にも日本酒専門バーなどが増えている。嗜好品として楽しむだけでなく、『文化と一緒に日本酒を知る』というように、教養という形で周りの人にもシェアしたいという人もいる。日本酒に関するイベントも多く、『今日は日本酒とチョコレートを一緒に楽しんでみよう』など、テーマをいろいろ作って会を催している。個人レベルや民間レベルでも熱が高まっていると感じる」とする。
さらに、健康意識の高まりを受け、日本産の食品、例えば菓子類では、砂糖抑え目のビスケットや無添加のものなど、品質にこだわりをもった消費者が増え、そうした消費者の声を受けた輸入業者からの問い合わせが増えている状況だという。実際、「3月に行われた別のイベントの際も、子供に安心して食べさせられる無糖や無添加のビスケットを要望する声が特に多かった」と唐澤副部長は言う。
■草の根の中日友好イベント
今回のイベントは、中日国交正常化50周年記念イベントとして開催された。食品の展示商談会が果たす役割について三上参事官は、「食を通じた交流というのは、文化交流の中でもとても象徴的な価値を持っていると思う。いろいろな食品を提供する企業が集まったところで、中国の方たちに本物の日本食に触れていただく機会を提供できるということは、非常に意義が大きい。それが日中の交流が深まっていく契機になればと思っている」と語った。
北京フード会の木村会長も、「食は一番庶民に近いところにあり、こうしたイベントは草の根運動と言えると思う。まずは、中国の皆さんにこんな商品があるということを知ってもらえたらうれしい」とする。イベントに出展した井村屋(北京)食品有限公司・時山晃一営業部長も、「日本の食べ物を中国の方に知ってもらって、『おいしくてうれしい』という状況を共有できる機会がもっと増えればいいと思う」とした。
イベントを訪れ、カレーを試食していた北京市の方さんは、東京医科歯科大学の博士課程に留学経験がある医師。新型コロナが流行する以前は、学会などで頻繁に日本を訪れており、日本でよくカレーライスを食べていたという。方さんは、「90年代初めの頃は、中国国内で作っているカレーのルーは売っていなかった。あっても輸入品だけで、なかなか買えなかった」と振り返る。90年代には、中国ではカレーを食べる人が多くなかったが、今ではかなり普及し、フードデリバリーサービスでもおなじみの料理になった。日本の食品や料理の中国での普及を示すエピソードだ。
方さんは今回のイベントについて、「これも中日交流イベントの一つ。イベントで中国の人に今年は中日国交正常化50周年だということを知ってもらえる。文化交流の一環だと思う。食品もその一つ。とてもいいことだと思う」と語った。(文/勝又あや子)
●第8回「山西省観光発展大会」が開幕 山西省運城
(第8届「山西省観光発展大会」開幕 山西省運城) 人民網日本語版 2022/09/22
「第8回山西省観光発展大会・第33回関公文化観光フェスティバル」が9月21日夜、山西省運城市にある解州関帝廟文化広場で開幕した。「文化+観光+技術」が三位一体となった、この大型文化・観光イベントは、運城市独特の深遠な歴史・文化があまねく披露されている。人民網が伝えた。
同イベントは、山西省党委員会と省政府が主催し、山西省文化・観光局と運城市党委員会・市政府が運営を担当、3日間の会期で開かれている。(編集KM)
●世界製造業大会2022が開幕 安徽・合肥
(世界製造業大会2022開幕 安徽・合肥) 人民網日本語版 2022/09/21
9月20日、世界製造業大会2022が安徽省合肥市で開幕した。今回のテーマは「世界を製造・素晴らしさを創造」で、会場の展示面積は5万9千平方メートルに上っている。
大国製造展、「専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)」展、工業デザイン展、工芸美術展、屋外農業機械展、国際(合肥)新エネルギー自動車展など多くの展示エリアがあり、来場者に製造業の新製品、新技術、新応用を集中的に紹介するイベントとなっている。(編集KS)
●第7回中国-アジア欧州博覧会での契約金額が約20兆円に
(第7届中国-亜洲欧州博覧会簽約金額約20兆日元) 人民網日本語版 2022/09/21
開催中の第7回中国-アジア欧州博覧会で20日、「協力は未来に向かう-企業誘致・資本導入重点プロジェクト調印式」が行なわれた。これまでに博覧会で募集・契約されたプロジェクトは365件に上り、契約金額は9600億元(1元は約20.4円)を超え、第6回に比べて2.57倍増加し、同博覧会での最高を更新した。そのうち同調印式で契約されたプロジェクトは55件あり、契約金額は4900億元に迫った。中国新聞社が伝えた。
具体的なプロジェクトの内容を見ると、今回は第一次産業のプロジェクトの調印金額が2.53%を占め、第二次産業は83.61%、第三次産業は13.86%だった。主要投資分野はエネルギー・電力、石油・石油化学工業、石炭・石炭化学工業、新エネルギー、新材料などだった。
投資する企業の規模を見ると、今回の契約プロジェクトのうち、世界のトップ500社によるものが24件、契約金額は867億5100万元に上り、8.96%を占めた。中国企業トップ500社によるものが19件、契約金額は705億100万元で、7.28%を占めた。
契約されたプロジェクトの実施地域を見ると、新疆維吾爾(ウイグル)自治区の北部地域でのプロジェクトが211件で契約金額は4457億元を超え、契約金額のうち46.05%を占めた。同自治区の南部地域(吐魯番<トルファン>、哈密<ハミ>を含む)でのプロジェクトは154件で契約金額は5220億元に達し、53.95%を占めた。投資する企業の所在地を見ると、今回の契約プロジェクトのうち、同自治区以外の省・直轄市の企業が契約したものが283件に上り、企業の主な所在地は北京市、広東省、浙江省、山東省など29省市に上った。(編集KS)
●浙江・海寧市がチャーター便で日本の展示商談会参加 予想以上の成果
(浙江・海寧市包機参展日本展会 獲得超過預期成果)人民網日本語版 2022/09/20
浙江省嘉興市管轄下の海寧市初の「チャーター便」海外受注団が17日、日本・大阪での市場開拓の旅を終え、実り多い成果を上げた。中国新聞網が伝えた。
海寧市は今回、大阪で開催された2022大阪国際ライフスタイルショー/浙江省輸出商品(大阪)交易会に企業20数社で参加。同省で初めて「チャーター便スタイル」で市場開拓に成功した県級市となった。
会期中、海寧の企業が3800点を超えるサンプルを展示して、累計400人のバイヤーに対応し、200件近い商談を行ない、会場で日本のバイヤー29社と大まかな協力合意を結び、成約意向額は510万ドル(1ドルは約143.5円)に達した。
海寧佳豪針織有限公司の対外貿易業務責任者の居晨曦さんは、「これまでこの大阪でのイベントには必ず参加していたが、新型コロナウイルス感染症が発生してからオンラインでの参加しかできなくなった。オンライン参加では以前からの顧客との関係を切らさないようにすることしかできず、新たな顧客の開拓は難しかった。ここ2年で、以前からの顧客の中には注文を減らしたところもあり、当社の売上に直接影響が出ていた」と明かした。
対面での交流の効果は明らかで、3日間の会期中、同社は40組のバイヤーに対応し、10数万ドルの注文を獲得し、さらに新しい顧客5-6組も獲得した。
居さんは、「実は、日本のバイヤーも私たちと同じように、気持ちを大切にする。今回は20年も取引を続けた顧客がわざわざ私たちに会いに来てくれて、その場で注文もしてくれた」と振り返った。
海寧市商務局の関係責任者は、「海寧初のチャーターでの海外受注開拓は予想を上回る成果を収め、企業の信頼感を高めた。今後も企業のニーズを踏まえ、各方面の資源を統合して、引き続き企業の『チャーター便スタイル』海外受注・市場開拓を進める」と説明した。(編集KS)
●世界スマートコネクテッドカー会議2022 科学技術の魅力満載
(世界智能網聯汽車大会2022 満載科学技術魅力) 人民網日本語版 2022/09/17
9月16日、世界スマートコネクテッドカー会議2022が北京市順義区にある中国国際エキシビションセンター新館で開幕した。今年のテーマは「インテリジェンスの加速、ネットワーキングのニューエコ」で、会期中に中国国際新エネルギー・スマートコネクテッドカー展示会なども行なわれ、世界各地のスマートコネクテッド分野の有名企業213社が最先端の191製品を出展する。新華網が伝えた。(編集KS)
●サービス交易会が北京で開催、延べ25万人が来場
(服務交易会在北京挙行、累計25万人来場) Jetro ビジネス短信 2022/09/16
中国・北京市で中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)が8月31~9月5日に開催された。中国商務部と北京市政府が主催し、上海市で開催される中国国際輸入博覧会(CIIE)、広東省広州市での中国輸出入商品交易会(CIEF)と並び、対外開放における国家レベルの3大展示プラットフォームに位置付けられている。
この交易会は「より良い開発のために協力し、より環境にやさしい未来のために革新する」をテーマとし、新たに環境サービスに関する特設エリアが設けられ、生態環境保護やグリーン・省エネに係る技術や応用などを紹介する展示が行われた。2日間で延べ25万人が来場した。
同交易会は、2022年北京冬季オリンピックに合わせて開業した国家会議センター(第2期)を会場として使用。総展示面積は2021年から2万6,000平方メートル増加し、15万2,000平方メートルとなった。会場では128件の専門フォーラム、65件のプロモーション・商談会などが併催され、オフラインで2,400社余り、オンラインで7,800社余りが出展した。
2021年に続いて、ジェトロは交易会に「越境EC」をテーマとした234平方メートルの日本館を設置。生活関連用品や工芸品、加工食品・飲料など約400種類の商品を展示した。会期中、日本館を訪れた来場者は1万人を超え、新型コロナウイルス感染拡大の影響から日本に旅行ができない中国人消費者の日本製品に対する強い関心が示された。日本館に出展した日本航空(JAL) 北京支店総務部の伊集院兼史総経理は「2022年からわれわれも日本産商品を中国に紹介する越境EC事業に取り組んでいるが、この展示会で5,000人ほどのフォロワーを獲得できた。当社サービスの認知向上や商品の魅力をお客さまに直接PRできる非常に良い機会となった」とコメントした。
●ハイテク・スマート感満載の中国国際投資貿易商談会 福建省アモイ
(満載高科技・智能的中国国際投資貿易洽談会 福建省厦門)
人民網日本語版 2022/09/13
福建省厦門(アモイ)市で開催中の第22回中国国際投資貿易商談会(CIFIT)は9 月 9 日、訪れた多くのビジネスマンや市民で賑わっていた。「グローバルな発展:デジタルのチャンス共有・グリーンな未来に投資」をテーマとする今回の商談会は、展示面積12万平方メートルを擁し、投資促進館と産業革新発展館、プロジェクト資本マッチング館の3大パビリオンに13の展示エリアが設けられ、66ヶ国・地域からビジネスマンが参加している。中国新聞網が伝えた。(編集KM)
●ジェトロ、化粧品分野の美尚博覧会に初出展
(日本JETRO、化粧品領域首次参展美尚博覧会) Jetro ビジネス短信 2022/09/02
中国浙江省杭州市の杭州国際博覧センターで8月22~24日、化粧品分野の第10回美尚博覧会が開催された。世界中から3,000社以上が出展し、新しいデザインや技術を用いた新商品を展示した。上海で毎年開催される同博覧会は、同市の新型コロナウイルス防疫措置の影響を受け、今回は杭州市に会場を変更した。
2022年度ジェトロ中国ハイブリッド型キャラバン(注)の一環として、ジェトロはキャラバン参加企業のうち、スキンケア、除菌・消臭製品、美容関連製品などを扱う中小企業36社を取りまとめ、初めて同博覧会にジャパンパビリオンを出展した。新型コロナウイルス感染の影響から日本と中国間の渡航が難しいことから、オンライン参加と現地代理店によるオフライン参加のハイブリッド形式となった。ジャパンパビリオンでは、出展企業の知名度の向上につなげるため、ジェトロ上海事務所が運営している公式微信(WeChat)アカウントでライブ配信を実施し、出展商品の特徴や魅力を中国消費者に伝えた。
出展者からは「中国では新型コロナウイルス防疫措置により、多くの展示会が開催中止や延期となった中で、久々に展示会にリアル参加できることが非常にうれしい」といった声や、「この博覧会を通じて複数の中国現地企業と面識が持てた。今後、新規商談につながることを期待している」とのコメントがあった。
また、中国化粧品市場のトレンドとして、ブランドのみならず、製品の成分や配合を意識する消費層がいることが挙げられる。化粧品の製造・研究開発を行う広州市曁源生物科技の劉斯亮市場総監によると、美容医療を受ける患者を対象とした商品の市場は潜在能力が高く、今後のスキンケア分野におけるブルーオーシャンとなるだろうと述べた。
(注)2022年度ジェトロ中国ハイブリッド型キャラバン事業は、日用品・生活雑貨分野の中国市場への販路開拓を目的とした商談会やワークショップなど各種支援メニューをセミオーダー形式で提供する事業(2022年度は2022年4月~2023年3月末の期間で実施)。(陳航宇)
●世界人工知能大会、運転練習のVRマシンを展示
(世界人工知能大会展示運転練習的VR機器) 人民網日本語版 2022/09/02
9月1日、世界人工知能大会2022が上海市の上海世界博覧会文化センターで開幕した。会場には、自動車の運転を学ぶのをサポートする仮想現実(VR)デバイスが1台置かれていた。
スタッフの高維維さんは、「自動車教習所に入ったばかりの人は、慣れない運転を怖がるかもしれない。そこで先にこのVRマシンで基礎練習と技能教習の内容を練習すれば、一定の基礎を身につけた上で、実車での練習に臨めるようになる」と話した。
このVR補助モニターマシンはすでに自動車教習所数ヶ所で使用されているという。(編集KS)
●2022年中国国際サービス貿易交易会が開幕! 注目点は?
(2022年中国国際服務貿易交易会開幕!注目点是?)人民網日本語版 2022/09/01
2022年中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)が8月31日から9月5日まで北京で開催される。今年の新たな注目点は何か。
CIFTISは世界で唯一、サービス貿易の12大分野をカバーする総合的なサービス貿易の取引会だ。今年のテーマは「サービス協力が発展を促進 グリーン・イノベーションが未来を迎える」。会場は国家会議センターの第1期、第2期、首鋼パークに設置され、71の国と国際機関が出展し、100社に上る企業と機関がそれぞれの成果を発表する。総合展と9つのテーマ展示が行われ、グローバルサービス貿易分野の新技術、新応用、新サービスが重点的に展示される。
大国の代表的な製品である第3世代原発「国和1号」から有人潜水艇「蛟竜号」の深海シミュレーション体験機まで、全自動PCR検査ロボットからメタバースゲームエリアの「盗夢空間」まで、さらにスマート救急車から仮想現実(VR)技術を利用したバーチャル教室まで、会場に並んだこうした人気アイテムを見ると、テクノロジー感や未来感が爆上がりだ。
「電気通信・コンピューター・情報サービス」テーマ展では、ブロックチェーン、VR、人工知能(AI)、クラウドコンピューティングなどの技術をよりどころに、イノベーションの発表、デジタルアート、カジュアルゲーム、科学教育などの要素に焦点が当てられ、「世界トップレベルのメタバース体験シーン」ショーも初めて上演される。
「スマートの起源」、「文明の重なり合い」、「盗夢空間」などがテーマのエリアでは、没入型体験によりメタバースの幻想的な世界を楽しめる。
ここ数年、二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウトとカーボンニュートラルの「ダブル炭素」が注目を集めており、今回のCIFTISでも「環境サービス」テーマ展が初めて設置された。「ダブル炭素」が産業の発展、CO2排出権取引、グリーン都市へのエンパワーメントなど注目の話題をめぐり、フォーラムや会議が30回近く開催される予定だ。(編集KS)
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●四川省で世界クリーンエネルギー設備大会が開催
(四川省挙行世界清潔能源設備大会) 人民網日本語版 2022/08/31
中国の四川省徳陽市で8月27~29日、中国工業情報化部と四川省政府の共催により「世界クリーンエネルギー設備大会」が開催された。オンラインとオフライン併用の形式で、21カ国・地域から政府や国際機関、研究者、企業関係者ら約2,000人が集い、発電設備やエネルギー貯蔵、送電技術など8つのテーマを取り上げたサブフォーラムが設けられ、2日間にわたり議論が行われた。
開幕式で全国人民代表大会常務委員会の丁仲礼副委員長は「双炭(カーボンピークアウトとカーボンニュートラル)目標達成のため、クリーンエネルギー分野で各国の優位性を生かした国際共同研究が必要だ」と強調した。王暁暉・四川省書記は西電東送(注)の拠点としての四川省の優位性を強調し、クリーンエネルギー基地建設が四川省発展の青写真に示されていると述べた。
フォーラムでは、2013年にノーベル化学賞を共同受賞した生物物理学者マイケル・レビット博士(米スタンフォード大学)が気候変動とカーボンニュートラルについて基調講演を行ったほか、ドイツ系企業の中国子会社フォイト・ハイドロや中国機械工業集団、中国東方電気集団、通威集団など関連企業のトップらが講演した。
展示会場では、国内外184社が関連分野の最新製品や技術の展示を行った。中でも、中国能建数科集団が発表した世界初の空気圧縮型蓄電システムや、二重徳陽貯能科技が発表した独自開発のフライホイール蓄電装置などに注目が集まった。
会場となった徳陽市は、中国機械工業集団や東方電気集団という大企業を有しており、中国の原子力発電ユニットの約60%、水力発電ユニットの約40%を生産する発電設備製造の一大拠点だ。同市の発電設備生産量は累計600ギガワット(GW)を超え、近年では年間生産量世界一を維持しているという。
業界最大手の東方電気集団の兪培根会長は講演で「中国の二酸化炭素(CO2)全排出量の40%を占める電力業界は『双炭』の主戦場であり、新エネルギーを主体とした新電力システムの構築が双炭目標達成のために必要だ」と指摘した。徳陽市内の東方電気工場では、CO2の気化・液化による発電とフライホイールを組み合せた世界初のエネルギー貯蔵システムの試験運用を行っており、視察に訪れた大会参加者の話題を集めていた。
(注)西部内陸部で発電した電力を最大消費地である東部沿海部へ送電すること。(森永正裕)
●中国国際スマート産業博覧会2022が開幕
(中国国際智能産業博覧会2022開幕) 人民網日本語版 2022/08/23
8月22日、中国国際スマート産業博覧会2022が重慶市で開幕した。中国内外から500社を超える企業がオンラインまたはオフラインで出展し、ビッグデータによるスマート化テクノロジーの新たな成果を集中的に展示し、スマートテクノロジーと産業の加速的発展を推進する。(編集KS)
●500キロの巨大カボチャ、食べ終わるには1日500グラムで2年半
(500kg巨型南瓜、要毎天500g 吃完要2年半) 人民網日本語版 2022/08/23
第21回中国長春国際農業・食品博覧会(交易会)が8月13−22日に長春農業博覧園で開催された。その中で展示された500キログラムのカボチャの周りに多くの観光客が集まった。
巨大カボチャは長春農業博覧園の「スター」だ。この品種は現地ですでに20年近く栽培されている。今年の巨大カボチャは同博覧会でこれまで展示された中で最も大きく、最も重いものだ。これを食べ物とすれば、1日で500グラム食べる場合、2年半食べ続けることができる。
これらの「巨大カボチャ」の品種は十数年前に海外から導入され、当時最大のものは400キログラム近くだった。長春農業博覧園の技術者はこれを踏まえた上で長年模索に励み、「白色農博1号」「黄色農博2号」「赤色農博3号」という3つの新品種を開発した。カボチャをより大きくし、より展示に適した形にした。
農業博覧園上級農芸師の張東二氏によると、この巨大カボチャは観賞用の品種で、観賞のみに適しており、農家の栽培には適していない。このカボチャがこれほど大きくなるのは主に、品種と栽培技術のためだ。巨大カボチャは驚くほどの重量だが、成長期間は一般的なカボチャと変わらず、播種から成熟まで4、5ヶ月しかかからない。
見た目ばかりでおいしくない巨大カボチャと異なり、重さ50キログラムの巨大スイカは見た目も味も良く、普通のスイカと同じ味だ。
スイカ展示エリアでは13のスイカ品種が栽培・展示されている。技術者は特殊な栽培手段と技術措置によりスイカを50キログラム以上に成長させる上、糖度が大幅に上がり、さっぱりした口当たりで味が甘い。
このほか、生産型水耕栽培展示エリアでは、レタス、小白菜、アブラナ、セロリ……が縦横にずらりと並んでおり、緑がいっぱいで、平面・立体に広がり、現代農業テクノロジーの魅力を十分に示している。(編集YF)
© 人民網日本語版 左から右
*2022年の巨大カボチャ畑(撮影・孟海鷹)
*2021年と2020年の巨大カボチャ(撮影・張東二)
*50キログラム以上の巨大スイカ(撮影・孟海鷹)
*水耕栽培野菜(撮影・孟海鷹)
●世界ロボット大会2022が開幕 出展ロボットは500種以上
(世界機器人大会2022開幕 参展機器人500種以上) 人民網日本語版 2022/08/19
世界ロボット大会2022が18日、北京市で開幕した。各分野の500種以上のロボットが出展され、4万平方メートルの展示エリア内で来場者に科学技術体験ショーをもたらした。人民日報が伝えた。
今大会は「共に創り・共有、共に話し合い・ウィンウィン」をテーマに、フォーラムの一部はオンラインとオフラインを組み合わせ、中国内外連動の形式で行われ、15ヶ国・地域の300人余りの来賓を招待している。展覧・展示では、130数社の展示品が公開される上、30種余りの世界初公開新製品が博覧会の現場で集中的に発表される。
また今大会では、「中国ロボット産業発展報告書(2022)」「先進ロボット・自動化学術論文集」、ロボット10大先端ホット分野、ロボット10大応用ホット製品など一連の成果が発表される。(編集YF)
●「第2回中国工芸美術博覧会」が江蘇省南京で開催
(「第2届中国工藝美術博覧会」在江蘇省南京挙行) 人民網日本語版 2022/08/19
中華の素晴らしい伝統文化の伝承とイノベーションを全面的に促進し、伝統工芸の奥深い魅力や時代の風采をPRすることを目指し、中国軽工業聯合会が主催する「第2回中国工芸美術博覧会」が今月18日、江蘇省の南京国際博覧センターで開催された。中国新聞網が報じた。
博覧会では6つの展示エリアに厳選された工芸美術品約10万点が展示された。中国工芸美術大師180人、省級工芸美術大師、「大国職人」約800人の作品が展示されている。(編集KN)
© 中新網 撮影・ 泱波 左から右
*「第2回中国工芸美術博覧会」で展示されている中国玉(石)器「百花賞」ノミネート
作品「金竜献瑞」
*木彫刻作品「清明上河図」
*中国の工芸美術院・校の教育、創作の最新成果を展示する学院派作品特別展
*中国の玉(石)器「百花賞」ノミネート作品を審査する審査委員
●中国電子情報博覧会、広東省深圳市で開幕
(中国電子情報博覧会在広東省深圳市開幕) 新華社 2022/08/17
新華社深圳8月17日】中国広東省深圳市の深圳会展中心(コンベンション・エキシビションセンター)で16日、第10回中国電子情報博覧会(CITE2022)が開幕した。会場面積は10万平方メートルで、1400社以上が出展している。会期は18日まで。
●第6回シルクロード国際博覧会が開幕 西安市
(第6届糸綢之路国際博覧会開幕 西安市) 新華社 2022/08/16
【新華社西安8月16日】中国陝西省西安市で14日、第6回シルクロード国際博覧会と中国東西部協力・投資貿易商談会が開幕した。韓国やタイ、シンガポールなど70余りの国と地域の来賓と企業が、会場またはオンラインで参加する。会場の西安国際会展中心(コンベンション・エキシビションセンター)には、国際館と中国館、陝西館、農村振興館、スマート製造館、グリーン産業館の六つの展示館が設けられている。総面積7万2千平方メートルの展示エリアには、「一帯一路」沿線諸国・地域の概要や資源、産業、重点プロジェクトを展示しており、商談のほか、コモディティ貿易と大型プロジェクトの契約も行われる。
●第18回天津工業博覧会が開幕 自動化ナビ・レーザー測位など
(第18届天津工業博覧会開幕 自動導航・激光測位等)人民網日本語版 2022/08/12
第18回中国(天津)国際装備製造業(工業)博覧会(略称「天津工業博覧会」)が11日に天津市で開幕した。産業用ロボット、自動化、レーザー加工などの産業チェーンに携わるメーカーが、中国スマート製造の最新の成果を披露している。
会場に展示された製品を見ると、過去の同博覧会で紹介された最先端のNC工作機械、工業オートメーション、産業用ロボット、ファイバーレーザー切断機などのほか、今回はさらに自動化ナビゲーション、レーザー測位、マシンビジョン、インダストリアルインターネットといった一連のスマート製造と産業機械の技術・デバイスが加わった。会期は14日まで。(編集KS)
© 中新網
●「香港フードエキスポ」開幕 優待価格商品を買い求めようと集まる市民
(「香港食博会」開幕 吸引購買優待価格商品的市民)人民網日本語版 2022/08/12
香港貿易発展局が主催するフードエキスポが8月11日、香港特区の香港会議展覧中心(コンベンション&エキシビションセンター)で、5日間を会期として開幕した。出展企業は来場者を惹きつけようと、様々な優待価格商品を準備しており、多くの市民がお得な価格の商品を買い求めようと会場に詰め掛けた。中国新聞網が伝えた。(編集KM)
© 中新網 撮影・陳永諾 左から右
*中秋節の盆菜(プンチョイ、様々な食材を1つの器に盛りつけた料理)を購入する市民
*来場者でごった返すフードエキスポの会場
*海の珍味を購入する市民
*冷凍シーフードを購入する市民
●海外からの展示品が初めて中国に到着 第7回中国・アジア・欧州博覧会
(海外展品首批到達中国 第7届中国・亜洲・欧州博覧会)
人民網日本語版 2022/08/11
第7回中国・アジア・欧州博覧会に8月9日夜、海外から出展される展示品が初めて、CZ6032便で新疆維吾爾(ウイグル)自治区の烏魯木斉(ウルムチ)地窩堡国際空港に到着した。
第7回中国・アジア・欧州博覧会は、8月25日から30日まで、新疆国際会展中心(コンベンション&エキシビションセンター)で開催される。今回初めてオンラインとオフラインのハイブリッド方式が採用され、アジア・欧州・オセアニア・北米・南米・アフリカの45ヶ国・地域の機関や企業が参加する。(編集KM)
●第5回中国国際工業デザイン博覧会が開幕 湖北省武漢市
(第5届中国国際工業設計博覧会開幕 湖北省武漢市) 新華社 2022/08/06
【新華社武漢8月6日】第5回中国国際工業デザイン博覧会が5日、中国湖北省の武漢国際博覧センターで開幕した。展示面積は3万平方メートルで、出展企業は300社を超える。
© 新華社 5日(武漢=新華社記者/熊琦)左から右 上から下
*中国の航空機メーカー、中国商用飛機(COMAC)の展示を見学する来場者
*湖北省の農業機械メーカー、湖北三江航天万峰科技発展の展示を見学する来場者
*上海市の医療器械メーカー、上海微創医療科学の展示を見学する来場者
*会場を見て回る来場者
*湖北省のレーザー機器メーカー、華工科技産業の展示を見学する来場者
*中国の航空機メーカー、中国商用飛機(COMAC)の展示を見学する来場者
*会場を見て回る来場者
*湖北省の無人機メーカー、湖北沃可智能科技の展示を見学する来場者
●四川省で中国初の世界車載電池大会が開催
(四川省挙行中国首届世界車載電池大会) Jetro ビジネス短信 2022/08/02
中国の四川省宜賓市で7月21~23日、車載電池に関する世界大会が開催された。中国工業情報化部と四川省政府が主催したこの大会は、大会運営委員会によると、同分野の世界大会としては中国で初めての開催となった。大会では、車載電池技術に関するノーベル化学賞を受賞したスタンリー・ウィッティンガム氏や、車載電池生産量の世界トップクラスの各社、電気自動車(EV)生産メーカー各社の代表らが発表を行った。展示スペースでは、電池関連企業134社、EV関連企業50社、充電設備関連企業74社など計287社が最新技術や製品の展示を行った。
車載電池生産の世界シェア第1位の寧徳時代新能源科技(CATL、本社:福建省)は、開催地の四川省宜賓市にも生産拠点を持ち、四川省や重慶市に集積するEVメーカーを中心に、国内各社へ車載電池を供給している。同大会のフォーラムで登壇したCATL董事長の曾毓群氏は「車載電池の世界需要を満たすために、2030年までに全世界で数テラワット時(TWh)の電力量相当の生産が必要となる」と指摘し、「急激な生産拡大には原材料確保が必要だが、CATLではニッケルやコバルト、マンガンなど主要材料の回収・リサイクルを進めており、2035年には廃電池からのリサイクルで需要の大部分を満たすことができる」と述べた。
パナソニックホールディングスの本間哲朗代表取締役副社長執行役員兼グループ中国・北東アジア総代表は「現在、年間EV170万台分の車載用燃料電池の生産能力を2028年までに3~4倍に拡大する」「テスラと共同開発中の次世代モデル車載電池を2023年から量産開始する」と述べた。
大会ではこのほか、LGエナジーソリューションや、広州汽車、長安汽車、BYD、吉利汽車など中国大手EVメーカーのトップが各社の最新技術動向や経営方針などを紹介した。
経済産業省は4月、日本企業の世界での車載電池生産能力を現在の60~70ギガワット時(GWh)から2030年までに600ギガワット時(GWh)に引き上げる目標を打ち出したが、新興企業も含めて生産量を急激に拡大する中国企業に対抗して一定の市場シェアを確保するには、大型投資や新規顧客拡大など大胆な経営判断が日本企業に必要と指摘する声もある。(森永正裕)
©ジェトロ撮影 左から右
*フォーラム会場の様子
*展示会場の様子
*四川省宜賓市のCATL工場
●日本各地の物産品が東京に集結!「Tokyo Tokyo 全国物産展 JAPAN SELECT 2022」開催
(日本各地物産集結東京!「Tokyo Tokyo 全国物産展 JAPAN SELECT 2022」開幕)RBB TODAY 2022/08/02
24日~30日の7日間にかけて東京・KITTE 1階アトリウムで『Tokyo Tokyo 全国物産展 JAPAN SELECT 2022』が開催される。
同イベントでは、都内のアンテナショップなどと連携。47都道府県すべての魅力あふれる商品を販売し、各地の観光情報も紹介する。今回は7月に新宿で開催した第1期に続き、第2期の開催となる。
会場では、全国を北海道・東北、関東、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄の6エリアに分け、各エリアごとに、各都道府県自慢の特産品を販売。アヒージョでありながら白飯との抜群の相性を誇る茨城県の「焼き鯖のアヒージョ」、上品な甘みとぷりぷりの食感が病みつきになる佐賀の「いかしゅうまい」など、レアものからTHE定番まで、自慢のご当地グルメが集結する。
会場中央の「JAPAN SELECT 47」では、日本の国民食とも言えるカレーにフォーカスし、各都道府県からご当地カレーを集めて販売。かに・ほたて・牛タンを使ったカレーから、さくらんぼや生姜を使った珍しいカレーまで、カレーマニアをもうならせるラインアップで全47種類のレトルトカレーが並ぶ。
会場内のステージでは、観光スポットや特産品を紹介、ご当地キャラクターのグリーティングなど、各都道府県が趣向を凝らした土日限定のステージイベントも実施予定。8月27日には、熊本県が誇るマスコットキャラクター・くまモンがステージに登場する。その他、とちまるくん(栃木県)、しまねっこ(島根県)、ぐんまちゃん(群馬県)、決め手くん(青森県)やそばっち(岩手県)など、日本全国からの人気キャラがステージで地元の魅力をアピールする。
また、イベントで販売される47都道府県の特産品から、選りすぐりの逸品を展示するショーケース型店舗「JRE MALL car」が、首都圏40駅41ヵ所に登場。JRE MALL carとイベント会場を巡る「日本全国ご当地の逸品探訪デジタルラリー」を8月30日まで開催する。スタンプを集めると抽選でご当地の逸品の詰め合わせが当たる。さらに第3の会場として、世界初のメタバースステーション「Virtual AKIBA World(バーチャルアキバワールド)」を開設。スマートフォンやPCから、アバターを通じてどこからでもイベントへ参加できる
© RBB TODAY 左から右
* 「TOKYO TOKYO 全国物産展 JAPAN SELECT 2022」
*「日本全国ご当地の逸品探訪デジタルラリー」
*「VIRTUAL AKIBA WORLD(バーチャルアキバワールド)」
*「VIRTUAL AKIBA WORLD(バーチャルアキバワールド)」
●中国国際消費品博覧会の日本ブースが拡大 海南省
(中国国際消費品博覧会上的日本展位拡大 海南省) 新華社 2022/07/29
【新華社海口7月29日】中国海南省海口市で26日から一般公開が始まった第2回中国国際消費品博覧会は、日本企業の出展面積が前回の2千平方メートルから3100平方メートルに増加し、うち日本国家館(ジャパン・パビリオン)は600平方メートルから900平方メートルに拡大した。ジャパン・パビリオンには日本貿易振興機構(ジェトロ)が取りまとめた企業40社余りが参加。前回の19社から大幅に増えた。会期は30日まで。
© 新華社 28日、中国国際消費品博覧会で (海口=新華社記者/陳子薇)
*日本製品を紹介するスタッフ
*日本ブースに設置されている案内所
*日本ブースで髪飾りを試着する来場者
*三線(さんしん)の演奏と歌を披露する沖縄出身の西原圭佑さん
*日本ブースに展示された商品
*日本製品を紹介するスタッフ
*来場者に商品を紹介するスタッフ
*試飲コーナーで日本の飲料を味わう来場者
*出展したジェトロのブース
*商談エリアで話し合う出展者と来場者
●中日韓3カ国の「古代青銅器展」、中国国家博物館で開幕
(中日韓3国「古代青銅器展」在中国国家博物館開幕) 新華社 2022/07/28
【新華社北京7月28日】中国、日本、韓国3カ国の国立博物館が所蔵する青銅器を集めた共同企画展「東方吉金-中韓日古代青銅器展」が26日、北京市の中国国家博物館で始まった。同博物館と日本の東京国立博物館、韓国の国立中央博物館が所蔵する青銅器の文化財約50点(セット)を展示している。
© 新華社 26日(北京=新華社記者/金良快) 左から右
*韓国の青銅多層小塔(せいどうたそうしょうとう)
*中国の蔡侯青銅鼎(さいこうせいどうてい)
*韓国の青銅浄瓶(せいどうじょうへい)
*日本の鼉竜鏡(だりゅうきょう)
*中国の蔡侯青銅編鐘(さいこうせいどうへんしょう)
●雲南省で国際観光交易会 中国市場の潜在力に期待
(雲南省国際観光交易会 期待中国市場的潜力) 新華社 2022/07/28
【新華社昆明7月28日】中国雲南省昆明市で22~24日、2022中国国際観光交易会が開かれ、国内と71カ国・地域の事業者が会場またはオンラインで参加した。事業者の多くは、中国観光市場が大きな潜在力を持っていると語った。
雲南省は同交易会で、文化観光プロジェクト81件に調印し、契約額は3322億5千万元(1元=約20円)に上った。プロジェクトには、特色ある小鎮、高品質なホテル、療養施設、総合観光施設など多くの分野が含まれる。
中国の観光業は新型コロナウイルス対策が日常化する中、着実な回復基調をみせている。雲南省を例に挙げると、6月の観光客数は前年同期の89.8%、観光収入は75.5%まで回復した。7月以降は、シーサンパンナの野象谷や昆明の石林などの観光名所で観光客が急速に増え、大理や麗江、シーサンパンナなどの人気観光地でホテルやチケットの予約が取りづらい状況が発生している。
今回の交易会では、中国ラオス鉄道に代表される鉄道を利用した観光が出展者から注目を集めた。タイ国家観光局昆明事務所の関係者は、中国ラオス鉄道がもたらすチャンスに対し、タイの関係官庁は雲南の各大手旅行社との意思疎通と交流に力を入れていると語った。
© 新華社 2022中国国際観光交易会 (昆明=新華社記者/胡超) 左から右
*モンゴルブースで食品を試食する来場者
*故宮博物院ブースで、ミュージアムグッズを選ぶ来場者
*交易会を訪れた人たち
*交易会の展示品
●「注目」と「お金」引き寄せる逸品たち 消博会ジャパン・パビリオン
(吸引「注目」和「銭」的各種逸品 消博会日本館) 人民網日本語版 2022/07/28
ジャパン・パビリオンに一歩足を踏み入れると、まず、膨大な数の日本の酒が並んでいる。そしてさらに進むと、展示ブースでは、さまざまな色の招き猫や可愛らしいダルマが、静かに選ばれるのを待っていた。パビリオンの外側には、精巧で美しい茶飲み茶碗や食器も、来場者の注目を集めていた。今年も、日本貿易振興機構(JETRO)が設けたジャパン・パビリオンは、第2回中国国際消費財博覧会(消博会)に再び姿を現し、出展された優れた逸品の数々が、来場者の「注目」と「お金」を引き寄せ、本博覧会の人気スポットとなっている。人民網が伝えた。
前回に比べ、ジャパン・パビリオンは、面積をさらに拡大し、出展企業も40社に増え、出展商品の種類もさらに増えた。化粧品をはじめとする高級品展示エリア以外に、日本の酒を展示するエリアが今回新たに登場した。試飲エリアには、興味を示した多くの来場者が詰めかけ、その種類の多さに来場者も選択に困るほどだった。スタッフによると、博覧会の開催期間中、ジャパン・パビリオンで展示されている各種酒類商品はいずれも優待価格で販売されており、日本の酒を愛する人々にとっては「まとめ買い」の絶好のチャンスという。また、日本の酒を展示するエリアに付随して日本の酒を紹介する講座が開かれ、人々が日本の酒文化を理解するための「窓口」となっている。(編集KM)
© 人民網 左から右 撮影・宋彤桐 1⇒5
*1~3:ジャパン・パビリオンで商品を選ぶ来場者
*4:博覧会開催期間中ジャパン・パビリオンで毎日披露される太鼓演奏パフォーマンス
*5:精巧で美しい日本の酒(撮影・李浩蓉)
●中国 消費活性化につなげる見本市 日本含む1100余の企業が参加
(中国 連接消費活性化的展会 日本等1100多家企業参加) NHK 2022/07/26
中国では、新型コロナウイルス対策に伴って経済に大きな影響が出ている中、南部の海南島で、消費の活性化につなげようと国内外の企業の商品を集めた大規模な見本市が始まりました。
この見本市は、中国政府がリゾート地の海南島を消費拡大のけん引役にしようと去年から始めたもので、2回目となることしは、日本を含む61の国と地域から1100余りの企業が参加しています。
このうちJETRO=日本貿易振興機構は、日本酒や焼酎などについて試飲できるコーナーも設けて売り込んでいました。
このほか、会場には日本円で35億円を超えるネックレスなども展示されていました。
ただ、来場者の中国人バイヤーからは「生活必需品の購入が増え、より控えめな消費になっている」などと、一般の消費者の興味は高級品に向いていないといった声も聞かれました。
中国では、新型コロナウイルスの感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策のもと、各地で外出制限といった厳しい規制がとられ、消費が低迷するなど経済に大きな影響が出ています。
中国政府が消費刺激に力を入れる中、今回の見本市に合わせて地元政府が住民や旅行客向けに日本円でおよそ20億円分の商品割引券を配るなどしていて、消費が活性化するか関心を集めています。
●済南市、日本(山東)輸入商品博覧会を開催
(済南市挙行日本(山東)進口商品博覧会) Jetro ビジネス短信 2022/07/25
中国山東省済南市の済南国際会展センターで7月15日から18日までの4日間、「2022年日本(山東)輸入商品博覧会」が開催された。済南市人民政府と山東省商務庁が主催し、2021年に続いて2回目となった。開会式には、在青島日本総領事館の井川原賢総領事やジェトロ青島事務所の吉川明伸所長らが出席した。
展示会場の面積は約3万平方メートルで、会場内には「ファッション・ライフスタイル」「医療・健康」「スマートライフ」「文化・創作」「サービス貿易」の5つのテーマ別エリアが設置された。スズキやキユーピー、亀田製菓などの企業に加え、宮城県、沖縄県などの自治体など、70を超える日系企業・自治体・関係機関が出展した。会場では主に日本酒や工芸品、化粧品、医療介護用品、スマート家電などの商品が展示された。一部の商品はその場で購入することもでき、来場者による展示商品の売上額は約8,000万元(約16億円、1元=約20円)に達した。出展日系企業の担当者からは「(自分達の)商品に対する反応を確かめる良い機会になった」「商品を見てその場で購入していく人も少なくなかった」といった声が聞かれた。
また、会場内には商談スペースが設置され、出展日系企業と現地バイヤーとの商談なども行われた。主催者によると、同博覧会には4日間で6万人を超える来場があり、うちバイヤーは約7,500人だった。会期中には合計150件の成約があり、成約金額は1,800万元、取引見込み件数は296件で、約5億8,000万元に達した。
●2022年中国国際観光取引会が雲南・昆明で開幕
(2022年中国国際観光交易会在雲南・昆明開幕) 人民網日本語版2022/07/23
7月22日、2022年中国国際観光取引会が雲南省昆明市の昆明滇池国際エキシビションセンターで開幕した。
今回の取引会は「スマートイノベーション・共に未来をひらく――サービス観光産業の質の高い発展」をテーマに、展示面積約8万平方メートルに、約4200の標準ブースが設置された。オンラインとオフラインの両方式により、海外から71の国と地域が出展・参加し、中国国内からは31省(自治区・直轄市)が出展し、その中には261の独立出展チームも含まれる。
説明によると、今回の取引会は文化・観光イメージ展示エリア、スポーツ・観光発展展示エリア、健康的生活目的地エリア、文化財・博物館展示エリアなどが設けられ、各エリアは商品の業態の展示を中心に、商品、サービス体験、バイヤー、来場者を同一のシーンに置いて、消費者の体験感を増強する方法を採用した。会期中、スマート観光イノベーション発展フォーラム、地域的な包括的経済連携(RCEP)の枠組下での国際観光交流・協力発展フォーラムなど多彩なイベントも行なわれ、観光市場全体の回復と持続的な成長を推進するとしている。
(編集KS)
●第2回消費財博まもなく開幕、世界の新製品600種類以上が登場 中国
(中国第2届消費品博覧会即将開幕、全球600種以上的新産品登場)
人民網日本語版2022/07/21
第2回中国国際消費財博覧会がまもなく開幕する。商務部(省)の盛秋平副部長は20日に行なわれた記者会見で、「今回の博覧会には61の国と地域から1600以上のブランドが出展し、世界の新製品600種類以上が初めて発表され、初お目見えする」と述べた。中国新聞社が伝えた。
盛氏の説明によると、今回の博覧会の総展示面積は10万平方メートルに達し、第1回より2万平方メートル広くなり、引き続きアジア太平洋地域で規模が最大の、選りすぐりの製品を集めた展示会になる見通しだ。国際展示エリアは8万平方メートルで、展示面積の80%を占め、61ヶ国・地域の1600以上のブランドが出展する。中でも地域的な包括的経済連携(RCEP)協定の加盟国が出展に意欲的で、日本、韓国、マレーシアなどの展示面積は合わせて5千平方メートルを超え、第1回より20%近く増加するという。
開催スケジュールを見ると、7月25日午前中に開幕式が行なわれ、26日午後に「第2回グローバル消費のイノベーション並びに免税・観光小売会議」が開催される予定だ。(編集KS)
●二次元ワールドイベント「快看漫次元無限の世界」、広州で開催
(二次元漫画展「快看漫画次元無限世界」在広州挙行) 人民網日本語版2022/07/16
7月15日、漫画アプリ「快看漫画(KK COMICS)」が開催する二次元ワールドのイベント「KK WORLD 快看漫画次元無限の世界」が、広東省広州市の保利世貿博覧館で開幕した。会場には4つの特色ある展示ブロックが設置され、来場者に没入式の体験を提供している。(編集KS)
© 中新網
●2022日本(山東)輸入商品博が開幕 済南市
(2022日本(山東)進口商品博覧会在済南開幕) 済魯壹点 2022/07/15
7月15日,2022年日本(山东)进口商品博览会在济南国际会展中心开幕。本届博览会由济南市人民政府、山东省商务厅主办,以“抢抓发展机遇、共创美好未来”为主题,旨在进一步夯实济南和日本交融互鉴的深厚基础,不断扩大山东省与东亚地区特别是与日本的经济贸易合作,充分发挥山东省在推动落实RCEP中的独特优势,推动与日本高质量合作驶入深水区。
本届博览会整个展览面积约30,000平方米,较去年20,000平方米有所增加,规模更大,共设置医疗康养展区、智慧生活展区、时尚生活展区、文化创意展区、服务贸易展区五大展区。展会共有参展品牌350个,参展企业220家,包括三菱商事(中国)有限公司、住友商事(中国)有限公司、欧姆龙健康医疗(中国)有限公司、乐购仕(上海)商贸有限公司、瑞穗银行(中国)有限公司、三菱日联银行(中国)有限公司、全日本空输株式会社和7-ELEVEn等九家世界著名企业,上述企业将会对他们研发的新产品、新技术做重点展示。同时,组委会还邀请了大阪府上海代表处、冲绳县产业振兴公社(日本)北京代表处、新潟县大连经济事务所、岩手产业振兴中心大连代表处、茨城县国际交流协会上海代表处和山形县哈尔滨事务所等11个日本国驻华自治体参展,重点展示医疗康养、智能家电、服装服饰、食品饮料、匠人手工艺品等地方特色产品,充分突出特色性、多元性和互补性,向广大消费者展现日本文化和商品特色。
本届博览会,住友商事除了展示大分县特产日本酒、调味料,广岛县特产生蚝和点心之外,还带来了山东省首次与大分县厅合作引进的冰鲜蓝鳍金枪鱼,将在博览会进行金枪鱼解体秀,为现场观众带来震撼的日式文化体验。这正是推动落实RCEP的“6小时通关”要求,即“在济南、青岛、烟台、威海、日照等口岸,对抵达海关监管作业场所且完整提交相关信息的RCEP缔约方原产易腐货物和快件、空运货物、空运物品,实行6小时内放行便利措施,”畅通中日“海上高速公路”政策的一次创新举措。省商务厅、青岛海关与住友商事、青岛中德商通合作,依托“威海(石岛)-群山-釜山-大阪陆海联运40小时快线”,海关采取快速放行便利化措施,最终实现了日本鲜活金枪鱼的快速通关。
为进一步放大展会带动效应,展会同期还将举办中日合作医疗康养论坛、日本进口商品暨特色产品推介会和行业专项采购精准对接会等多场活动,推动行业间交流碰撞,助力品牌与采购商精准对接。中日合作医疗康养论坛作为本届博览会的主论坛以“新时代、新未来、大合作、大健康一一中日合作医疗康养新机遇”为主题,采用线上线下相结合方式举办,来自中国和日本的专家、学者、企业代表将相聚泉城,共谋发展。
日本进口商品博览会的举办将汇集优质日本消费品资源,带动国际优质进口商品在济南汇聚,挖掘内需消费潜力,促进消费扩容提质,更好满足广大人民内容更广、层次更高、质量更好的美好生活需要。同时,作为国际国内双循环市场的新窗口,日本进口商品博览会也将密切中日经贸交流,积极促成更大范围更宽领域的经贸合作,推动山东省在更高水平开放的基础上形成良性循环。
© 済魯壹点
●ADATA、最新XPG製品のバーチャル展示会「ADATA x XPG 2022 MERAVERSE」開催
(ADATA、最新XPG産品虚擬展「ADATA x XPG 2022 MERAVERSE」)
ASCII 2022/07/14
エイデータテクノロジージャパン(ADATA Japan)は7月14日、最新XPG製品のバーチャル展示会「ADATA x XPG 2022 MERAVERSE」を開催した。
MERAVERSE(メタバースプラットフォーム)内で製品展示会を行なうことにより、よりインタラクティブな体験を提供。バーチャル展示会とミニアドベンチャーゲームで構成され、参加者は“720度対応の世界”で展示会とゲームを一度に体験することができる。
ADATA x XPG 2022 MERAVERSE
開催期間:7月14日~9月15日
■関連サイト
ADATA x XPG 2022 MERAVERSE エイデータテクノロジージャパン
●長沙市で湖南モーターショーが開幕
(長沙市湖南車展開幕) 新華社 2022/07/14
【新華社長沙7月14日】中国湖南省長沙市で13日、2022湖南自動車展覧会および長沙市自動車消費節(湖南モーターショー)が開幕した。世界20カ国以上の100ブランド超、計500台余りが出品されている。会期は18日まで。
●北京市でコレクターズトイの展示会
(北京市挙辦収蔵玩具展) 新華社 2022/07/12
【新華社北京7月12日】中国のデザイナーズトイブランド「52TOYS」が主催するコレクターズトイを集めた展示会が北京市朝陽区三里屯で開かれている。会場ではディズニー、ウルトラマン、クレヨンしんちゃん、BEASTBOX(ビーストボックス)、総合の五つのテーマ展示エリアに分かれ、国内外の人気キャラクターをモチーフにしたフィギュアなど多数の作品が展示されている。
ディズニーをテーマとした展示エリアは、52TOYSとディズニーのコラボレーション企画「ミッキー&フレンズセミメカニカルシリーズ」を中心とした構成で、産業革命に由来するメカニカルアートと未来感あふれるエレクトロニクス要素を組み合わせ、従来のミッキーマウスを脱構築させた作品を紹介している。
ウルトラマンのエリアでは、52TOYS主催の「ウルトラマン怪獣総進撃」をテーマにした第6回原型創作コンペティションの優秀作品を展示。いずれも国内外の著名なトイデザイナーによる作品となっている。
中国本土の変形フィギィアシリーズ、BEASTBOXのエリアでは、販売が始まった2016年から現在までのBEASTBOXの歩みを紹介。初期の恐竜をモチーフにしたアイテムから現在のものまで100点以上が展示されている。展示会は24日まで。(記者/孫蕾)
© 新華社 左から右
*「ディズニー」展示エリア(資料写真)
*「ウルトラマン」展示エリア(資料写真)
*7日、「BEASTBOX」展示エリアの中国「瑞獣(ずいじゅう)」シリーズ
(北京=新華社記者/孫蕾)
●国内最大級の“旅の展示会”4年ぶり開催へ ウクライナ首都キーウも
参加意思
(日本国内最大“旅游展”時隔4年挙行 烏克蘭首都基輔也有意参加)
日テレ(TV) NEWS 2022/07/11
国内外の観光需要を喚起する日本最大級の旅の展示会が、4年ぶりに東京で開催されます。ウクライナの首都キーウが、戦後復興をアピールする場として参加の意思を示していることが明らかになりました。
およそ15万人が来場予定の「ツーリズムEXPOジャパン」が、9月に開催されます。国内外の観光地が集結し、最新の現地情報を発信するとともに、グルメや文化に触れることができる旅のイベントです。
11日行われた会見で、このイベントにウクライナのキーウが戦争終息後に観光を通じて復興を世界にアピールできれば、と参加の意思を示していて、現在、協議が進められていることが明らかになりました。
実行委員長を務める日本旅行業協会の高橋会長は、「平和の重要さ、大切さを訴える機会がつくれれば」としています。
●「奇石の宴」を堪能 昆明石博覧会が開幕 雲南省
(尽興「奇石宴」 昆明石博覧会開幕 雲南省) 新華社 2022/07/08
【新華社昆明7月8日】中国雲南省昆明市の滇池(てんち)国際会展中心(国際コンベンション・エキシビション・センター)で7日、「2022中国昆明国際石博覧会」が開幕した。アクセサリー館、翡翠(ひすい)館、奇石館の三つの展示館が設けられ、展示面積は4万平方メートル。11日まで開催される。
© 新華社 7日 昆明=新華社記者/陳欣波 上から下へ 左から右へ
*白菜をかたどった岫玉(しゅうぎょく、ボーウェナイト)の置物
*食べ物を模した石の彫刻
*会場に展示された黄竜玉の置物
*会場に展示された印鑑
*琥珀(こはく)を見せる海外の出展者
*鶏血石(けいけっせき)の手入れをする出展者
*岫玉(しゅうぎょく、ボーウェナイト)の置物を鑑賞する来場者
*顕微鏡を使って玉石を検査するスタッフ
*来場者のために石を検査するスタッフ
●農業機械博覧会で世界レベルの綿花生産用農機を展示
新疆ウイグル自治区
(農業機械博覧会展示世界水平的綿花生産用農機 新疆維吾爾自治区)
新華社 2022/07/05
【新華社ウルムチ7月5日】中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市の新疆国際会展中心(国際エキシビション・コンベンションセンター)で3日、2022新疆農業機械博覧会が開幕した。同博覧会は「農業機械のイノベーションをけん引、農業の近代化にテクノロジーを活用」をテーマに、先進的な農業機械設備の普及、ハイエンド農業機械設備メーカーの誘致、周辺諸国への市場開拓を目指している。
今回の博覧会は、展示面積5万6千平方メートルに綿花生産用農機を含む農業機械1万台(組)余りが展示された。(記者/李志浩、丁磊)
動画:https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E6%A9%9F%E6%A2%B0%E5%8D%9A%E8%A6%A7%E4%BC%9A%E3%81%A7%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%81%AE%E7%B6%BF%E8%8A%B1%E7%94%9F%E7%94%A3%E7%94%A8%E8%BE%B2%E6%A9%9F%E3%82%92%E5%B1%95%E7%A4%BA-%E6%96%B0%E7%96%86%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B0%E3%83%AB%E8%87%AA%E6%B2%BB%E5%8C%BA/ar-AAZcnIU?ocid=msedgntp&cvid=50e10b937c2747768875af6567174b2b
© 新華社
●ユーラシア大陸古代文化財展開催 江蘇省蘇州市
(欧亜大陸古代文化財産展在江蘇省蘇州市挙行) 新華社 2022/07/02
【新華社南京7月2日】中国江蘇省蘇州市の呉文化博物館で6月30日、「文明の姿-ユーラシア大陸古代文化財精品展」が開幕した。シリア、アフガニスタン、イラン、トルコ、イタリアなどから集められた、ユーラシア大陸の諸文明を代表する貴重な文化財190セット(点)余りを展示している。会期は9月20日まで。
2千年前のアフガニスタンの金王冠や古代シルクロードの沿線諸国が発行したカニシカ1世金貨、ギリシャの影響が多く見られるガンダーラ美術、大量の精美な彩陶、ステンドグラスの器、金銀の器といった異国の逸品が、悠久の歴史を伝えている。
同展は呉文化博物館、日本の平山郁夫シルクロード美術館、旅順博物館が共催する。(記者/劉巍巍)
©新華社 6月29日、「文明の姿-ユーラシア大陸古代文化財精品展」の会場
及び展示品。(蘇州=新華社配信)
●山東省で「文化クリエイティブ観光グッズ展」開催
(山東省挙辦「文化創新旅游産品展」) 人民網日本語版 2022/06/28
「山東手造 済寧好礼」文化クリエイティブ観光グッズ展が6月27日、山東省曲阜市で開催され、省内16地級市から集められた約100種類・2千点以上の文化クリエイティブ観光グッズが展示された。新華網が伝えた。(編集KM)
©新華社 文化クリエイティブ観光グッズ展に(6月27日撮影・ 徐速絵) 左から右
*展示された中国風巾着の「荷包」工芸品
*展示された濰坊市の伝統工芸品である泥人形「泥叫虎」
*展示されたガラス工芸品
*展示されたさまざまな文化クリエイティブ観光グッズを見学する来場者
●重慶モーターショーが開幕 注目を集める新エネ車
(重慶車展開幕 注目新能源車) 人民網日本語版 2022/06/27
6月25日に開幕した中国重慶国際自動車工業展(重慶モーターショー)2022には、110を超えるブランドの1000種類以上の車種が出展されている。そのうち新エネルギー車のブランドは40を超え、車種は300種類に上り、今回のショーで特に注目を集めている。新華社が伝えた。
業界関係者によれば、消費者は新エネ車を購入する際に、安全性とスマート化機能などの試乗体験を最も重視している。今回のショーでは、先進的なインテリジェントコネクト機能を有するスマートコネクテッドカーが「人気者」だという。(編集KS)
●第19回長春モーターショーが7月開催 展示面積20万平米
(第19届長春車展7月挙行 展場面積20万平米) 人民網日本語版 2022/06/23
第19回中国(長春)国際自動車博覧会(長春モーターショー)の記者会見が22日に行なわれた。そこで明らかになったところによると、長春モーターショーは7月15日から24日まで、吉林省長春市にある長春国際エキシビションセンターで予定通り開催され、生産サイドと消費サイドを効果的につなぐ重要なプラットフォームになるという。中国新聞網が伝えた。
同モーターショーは産業の優位性とクラスター効果によって、今や中国5大トップクラスモーターショーの1つとなり、自動車業界で極めて高い信頼性と影響力を有するイベントだ。
今回は「国際的一流モーターショーを構築し、国際自動車都市の建設を推進する」ことを目標に掲げる。展示面積は20万平方メートルに達し、展示会場には屋内の9つの展示会場、屋外の4つの展示ブロック、2つのサブ会場が含まれる。同時に、「クラウド展示モデル」にも全力で取り組むという。
中国国際貿易促進委員会長春市委員会の徐懐武会長は、「中国国内の主要メーカー、国際的に有名な自動車企業など、155ブランド・122社の出展がこれまでに確定しており、そのうち欧米ブランドと中国独自ブランドの展示面積が前年より増加している」と説明した。(編集KS)
©中新網 画像は過去の長春モーターショーの様子。(撮影・劉棟。資料画像)
●江戸時代の茶室や被災街並み… 品川で建築模型展
(江戸時代的茶室和受災地風景… 在品川的建築模型展上)
朝日新聞社 2022/06/19
国内外の建築模型を集めた展覧会が東京都品川区の美術施設「WHAT MUSEUM(ワットミュージアム)」で開かれている。建築模型の社会的役割を伝えたいと、施設側が企画した。大小の約20点が楽しめる。
見どころの一つは、東日本大震災前の宮城県気仙沼市の街並みを復元した模型。屋根には当時の住人や建物の名前が書かれている。制作には地元の人々も関わっており、街の記憶の継承とともに、制作を通じて傷ついた心を癒やしてもらう狙いもあったという。
芹ケ谷公園(町田市)の模型には人や家具などのミニチュアを用意。来館者は自由に触ることができ、模型の好きな場所に置いて楽しめる。訪れた人同士の交流を深めることが狙いだ。
担当の近藤以久恵さん(42)は「模型はコミュニケーションツールの一つでもある。幅広い魅力を知ってもらえたら」と話す。
「建築模型展 文化と思考の変遷」は10月16日まで(7月4日~8月5日は休館)。入館料は一般1200円、大学・専門学校生700円、高校生以下無料。他に同施設が建築家などから預かった模型約100点の見学も可能(要予約。中学生以上は入館料とは別に、500円の追加料金が必要)。問い合わせは公式サイト(https://what.warehouseofart.org/exhibitions/architecturalmodel/)へ。
(武田遼)
●企画展「~北京国際美術ビエンナーレより~アートで見る中国のいま」、
東京で開幕
(策展「~来自北京国際美術双年展~藝術中看中国的現在」、在東京開幕)
新華社 2022/06/18
【新華社東京6月17日】中日国交正常化50周年記念事業の一つ、企画展「~北京国際美術ビエンナーレより~アートで見る中国のいま」の開幕式が16日、東京の日中友好会館美術館で行われた。
式典には、在日中国大使館文化部の石永菁(せき・えいせい)公使参事官、外務省大臣官房文化交流・海外広報課の津田陽子課長、日中友好会館の佐藤重和理事長ら50人近くが出席した。
石氏はあいさつの中で、北京国際美術ビエンナーレは中国でも最高レベルの美術展の一つであり、日中友好会館が主催するこのビエンナーレ精選作品展を通じて、日本の人々は中国の若者が今何を考え、どんな作品を作っているのかを知ることができると紹介。また、今年は中日国交正常化50周年に当たることから、両国でこのほど記念活動のための実行委員会が立ち上げられ、今年後半には多くの記念イベントが開催される予定だと説明した。
津田氏もあいさつの中で、日本政府は日中国交正常化50周年を機に、両国の国民同士の交流と経済交流を促進することが非常に重要だと考えているとし、日中両国を含む東アジア地域に目を向けると、政治や経済面での関係も重要だが、国民相互の理解と信頼を促進し、人と人との関係や文化芸術分野での交流の強化も大変重要との認識を示した。その上で、本展には現代中国を代表する若手アーティストを中心に制作された、今日の中国の姿を表している作品がそろい、見る人はこれらの作品を通じて、これまでのイメージとは違う新しい中国像に出会うことができるだろうと述べた。
佐藤氏は、本展について、日中友好会館が開催する「日中国交正常化50周年記念」第2弾の目玉企画展であり、展示されている現代中国のよりすぐりのアート作品を通じて、多くの人々に作家たちがアートの形で表現する中国の「今」を体感してほしいと述べ、新型コロナウイルス感染症の影響で国境を越えた人の行き来が依然、困難な中、文化交流活動を通じて日中間の相互理解と親近感をさらに深めていきたいとあいさつした。
同展は日中友好会館と中国美術家協会が共催し、北京国際美術ビエンナーレの歴代作品から選ばれた中国アーティストの絵画や彫刻、映像作品35点を展示する。展示は、「自然との共生」「都市と地方、人々の生活」「温故創新」の3章に分かれ、独創性あふれる手法と創造力豊かな表現で、環境保護や都市と地方の発展、文化の伝承などの世界的な課題に対する中国のアーティストたちの深い洞察と思考に触れることができる。
在日中国大使館、日中友好協会、日中友好議員連盟、日本中国文化交流協会などが後援し、日中友好会館美術館で8月14日まで開催される(毎週月曜休館、入場無料)。また、日中友好会館では、仕事帰りに立ち寄る人のニーズに応え、隔週金曜日に夜間特別参観を実施、開館時間を午後5時から8時まで延長する。(記者/楊林)
© 新華社 東京=新華社記者/楊林
*開幕式であいさつする在日中国大使館文化部の石永菁公使参事官
*開幕式であいさつする外務省大臣官房文化交流・海外広報課の津田陽子課長
*開幕式でテープカットを行う来賓
*開幕式の会場に展示された作品の一部
●万博入場料「大人6千円」案 来場者減少の可能性考慮
(日本世博会門票「大人6千日元」方案考慮来場人数減少的可能性)
共同通信社 2022/06/18
2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会が、入場券の価格について大人6千円を基本とする案を固めたことが18日、関係者への取材で分かった。入場料の売り上げで運営費が賄える価格を試算する中で、混雑緩和のために予約制を導入する影響で来場者数が想定の約2820万人を下回る可能性を考慮したという。
今後、有識者会議に諮った上で、22年中にも国の了承を得て決定する。
万博の基本計画では、開幕の2年前となる23年4月ごろから入場券の販売を開始する予定。05年の愛知万博の入場料は大人4600円だった。
© KYODONEWS 2025年大阪・関西万博の公式ロゴマーク
●3年ぶり「東京おもちゃショー」開催 “定番おもちゃ”が進化
(時隔3年挙行的「東京玩具展」 “経典玩具”有進化) 日テレ(TV)NEWS 2022/06/16
東京ビッグサイトで16日、国内最大規模の「東京おもちゃショー2022」が3年ぶりに開催され、実物のおもちゃに触れようと多くの人が集まりました。うしろに引いたら動き出す、おなじみの「チョロQ」や、1973年に発売された「オセロ」、パズルの定番ルービックキューブなど、懐かしいおもちゃが令和の時代で進化しています。
※詳しくは動画をご覧ください。(6月16日放送『news every.』より)
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/3%E5%B9%B4%E3%81%B6%E3%82%8A-%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%81%8A%E3%82%82%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC-%E9%96%8B%E5%82%AC-%E5%AE%9A%E7%95%AA%E3%81%8A%E3%82%82%E3%81%A1%E3%82%83-%E3%81%8C%E9%80%B2%E5%8C%96/ar-AAYx4n7?ocid=msedgntp&cvid=8e3e01f6acf646778b201abe72fd43d2
●令和揮毫の書家、故郷で書展 パリ・銀座に続き 岐阜
(令和揮毫的書法家、在故郷岐阜辨書展 継巴黎・銀座) 朝日新聞社 2022/06/16
岐阜県飛驒市出身の書道家茂住菁邨(もずみせいそん)さん(66)=本名・修身=の書展「言霊の響」が高山市の市民文化会館で開かれている。篆書(てんしょ)や甲骨文字など様々な書体の作品70点を展示する。19日まで。
茂住さんは県立斐太高校(高山市)を卒業後、大学で書を始めた。2005年からは大臣の辞令などを揮毫(きごう)する内閣府辞令専門官として国民栄誉賞の賞状などを担当。新元号発表の際、当時の菅義偉官房長官が掲げた「令和」の文字を書いたことで知られる。
昨春退官し、書家としての活動を始めた。今年2月からはフランスのパリで書展を開き、東京に引き続いて故郷での書展開催にこぎ着けた。
13日にはギャラリートークがあり、漢字の成り立ちなどについて自身の作品を例にとりながら解説。手書きの重要性を訴え「気持ちの伝わり方が違う。年賀状など文書の最後に一言でもいいので、手で書いてほしい」と話した。
市民文化会館での展示は無料で19日まで。7月2日からは飛驒市美術館に会場を移し、8月21日まで展示する。入館料200円(高校生以下無料)。各種イベントも予定されている。(山下周平)
© 朝日新聞社 自身の作品などについて話す茂住菁邨さん=2022年6月13日、岐阜県高山市の
市民文化会館、山下周平撮影
●中国(福州)国際漁業博覧会が開催 福建省
(中国(福州)国際漁業博覧会開幕 福建省) 新華社 2022/06/13
【新華社福州6月13日】中国福建省福州市の福州海峡国際会展中心(国際エキシビション・コンベンションセンター)で10~12日、2022年海峡(福州)漁業ウイーク・中国(福州)国際漁業博覧会が開催された。全国10以上の省・市から300余りの企業や機関が出展した。
●第19回中国・ASEAN博覧会、初めて文化観光・ヘルスケアエリアを設置
(第19届中国・ASEAN博覧会、首次設置文化観光・保健区域)新華社 2022/06/05
【新華社北京6月5日】中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)博覧会事務局はこのほど、第19回同博覧会で初めて文化観光とヘルスケアの展示エリアを設置すると発表した。中国とASEANの文化観光業とヘルスケア産業の一体的なイノベーションと発展のために新たなプラットフォームを構築する。
今年9月16日に開幕する同博覧会で、文化観光・ヘルスケア展示エリアは業界の川上から川下までの製品とサービスを一挙に展示し、ホテルや民宿および関連するデザイン、用品、ヘルスツーリズムのモデルプロジェクトや付帯サービスなどをアピールする。期間中は、フォーラムや投資促進プロモーション活動などの関連イベントも開催され、専門家や研究者、業界関係者を招いて、ポストコロナ時代の中国とASEANの文化観光・ヘルスケアにおける協力関係の発展について話し合う。
博覧会事務局の時祖耀(じ・そよう)副事務局長は「中国とASEANは互いに主要な観光目的地であり、観光客送り出し地域でもある」と述べ、今回の文化観光・ヘルスケア展示エリアは、地域の観光商品の集積をさらに促進し、中国とASEANの観光の一体的な発展を後押しすると強調した。
今年は「会場展示+クラウド博覧会」の展示方式を採用し、バイヤーに「4+365」日間(会場開催4日、オンライン運営365日)の持続型展示会サービスを提供する。(記者/朱麗莉)
© 新華社 広西チワン族自治区南寧市にある中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)博覧会の会場。(資料写真、南寧=新華社配信)
●海南国際モーターショーが海口で開幕 自動車メーカー100社以上が出展
(海南国際車展在海口開幕 100家以上汽車廠家参展)人民網日本語版2022/06/03
2022第19回海南国際モーターショー、及び第7回海南国際新エネ車·スマートカーショーが今月2日、海南省海口市で開幕した。今回の出展面積は6万平方メートル以上で、自動車メーカー100社以上が出展している。(編集KN)